山庭の段々畑の一角にハーブガーデンがある。
最初は10種類ほどのハーブの苗を植えていたのだが
自然淘汰され年々数が減っていく中で
いつしかレモンバームばかりが広がってきた。
その勢いは留まるところを知らず
ついにハーブガーデン全体を占領してしまった。
何という生命力の強さだろう。
わずかに写真の奥の方にローズマリーが見えるが
実はスペアミントとフェンネルも
このレモンバームの中で細々と生き永らえている。(笑）
こうした肩身の狭い思いをしているハーブたちを
何とか助け出してやらねば…。
そのためにはレモンバームをどうにかしないと…。
それにはこのレモンバームを摘むしかない。
そして摘んだ葉を乾燥させてハーブティーにするのだ。
そうすれば剪定と収穫の一石二鳥になる。(笑）
実は毎年そうしてハーブティーにしているのだが…。
このレモンバームはさわやかなレモン風味で
気分を落ち着かせて心を穏やかにしたり
心臓や神経系・消化器系および子宮を強壮にしたりと
いろいろと素晴らしい効果があるらしい。
また料理の香りづけにしたり
葉を布袋に入れて入浴剤代わりにも使える。
まさに万能薬と言ってもよい頼もしいハーブなのだ。
さすが旺盛な生育力を持つだけある。
そのパワーをハーブティーにして頂くのだから
飲めばたちまち元気もりもり
心身ともに健康になること間違いない。
なんて、どこかの健康食品のセールスみたいだが…(笑）
だけど、葉を摘んだり乾燥させたりするのが
結構手間がかかるんだよね…
などと面倒くさがってはいけない。(笑）
そこは一石二鳥を手に入れるために頑張らないと…。
って、本当はやりたくないのか？！(笑）
幸いここ数日は真夏日が続くようなので
天日干しで乾燥させるには最適だ。
うう…じゃあ、仕方がない。
重い腰をあげて今年もレモンバームを摘むとするか…。
と、しぶしぶ摘み取って軒下にぶら下げた。(笑）
ぶら下げた？…そう、ぶら下げた。
昨年までは葉っぱを一枚一枚切り取って
梅干し用の大きなザルに広げて乾燥させていたが
それは余りにも手間がかかるので
今年は茎ごと束ねて天日干しすることにしたのだ。
ま、いわゆる手抜きってやつだ。(笑）
これで上手くいけばとても楽ちんなんだけど
さて、どうなることやら…。
