noriba-ba's gardenのシンボルツリー
スモークツリーが煙をモクモクと吐き出した。
いよいよ待ちに待った主役の登場だ。
このスモークツリーの品種はグレース。
成長が早く木の高さはゆうに5mを越えている。
この木は四季それぞれに違った表情を見せ
ガーデンに彩りを添えてくれる。
春の芽吹きの頃の葉色はワインレッド
それから徐々にブロンズグリーンに変化して
晩秋は深い銅葉色に紅葉する。
そして初夏を間近に控えた今頃になると
赤みのある花穂がまるで煙のようにモクモクと咲く。
いや、煙と言うよりも…まるで
綿菓子と言った方がピッタリくるかも知れない。
花穂の一つひとつはこんなふうだが
それを遠くから見るとこんなふうに
煙のように見えるから名付けてスモークツリー。
とてもわかりやすい命名だ。(笑)
この煙のような赤い花穂と独特な色彩の葉色は
周囲の緑の中でひときわ異彩を放ち
その圧倒的な存在感で見る者の心を惹きつける。
さすがシンボルツリーと認めただけある。
私も毎年この季節になると
このモクモクふわふわの風景に出会えるのを
今か今かと心待ちにしている。
もしかするとバラやシャクヤクのような花よりも
楽しみにしているかも知れない。
たった一本の木なのに
こんなにも多彩な表情で楽しませてくれるなんて
何だか得したような気分だ。(笑)
でも心配事がひとつ…。
これ以上大きくなると強風で倒れやしないかと
ハラハラドキドキしているのだ。
背丈に比べて案外根っこは浅いと聞くので
その可能性は無いことは無い。
今年の休眠期には剪定をした方がいいかも…。