今年の秋は本当に短く、一気に冬に向かっているようだ。
そんな中、木々の紅葉もますますスピードアップしている。
ガーデンの中央に植えているモミジの葉も赤く染まり始め
色づく前の緑やオレンジの葉とのグラデーションが美しい。
秋が深まるにつれ徐々に枝先から朱色が広がっていく。
モミジと言えば、忘れてはならないのがこの枝垂れモミジ。
植えている場所が目立たない裏の茶室の前ということで
気がつくといつの間にか紅葉が終わっていることが多い。
だが、今年は辛うじてまだ色鮮やかな葉色が残っていた。
この枝垂れモミジは葉の形が珍しく紅葉もとびきり美しい。
早く大きな木になって、見事な紅葉を見たいと思うのだが
日当たりが少ないせいなのか、肥料が足りてないせいか
はたまたおっとりした性格のせいなのか、わからないが…
実にゆっくりとしたマイペースの成長ぶりでじらしてくれる。
まるで我が子の成長に期待を込める親のような気分だが
ま、大器晩成ということで…ひたすら待つ他はなさそうだ。