9月17日から30日まで、台湾に行ってきました。
なぜ台湾かというと、少し前に日本でも上映された「セデック・バレ」という台湾映画を見て、台湾原住民の文化に触れたくなったからです。
映画「セデック・バレ」公式サイトはこちら
そして予告編
この映画は、日本統治下の台湾で1930年(昭和5年)に起こった抗日事件を描いています。
蜂起のリーダーは、原住民であるセデック族の頭目モーナ・ルダオ。
映画の中で描かれる日本人警官の原住民への態度がとても高圧的で、日本人としては見ていて少し苦しくなる部分もありました。その描かれ方は中国本土で放送されている抗日ドラマとよく似ていたので、本当にこの時代の日本人は皆こんなふうだったのだろうかとひっかかりを感じました。
とはいえ、この映画にはそんなことが吹っ飛ぶほどの映像美がありました。
山の緑が本当に美しいのです。調べてみると、台湾一高い玉山は標高3,952mで富士山より高いんですね。そしてこの玉山、日本時代には新高山(にいたかやま)と呼ばれていて、日米開戦の暗号となった「ニイタカヤマニノボレ」はこの山のことだったのです。恥ずかしながら、私はそのことを今まで全く知りませんでした。
この映画をきっかけに、私は台湾原住民のことを調べ始めました。
映画の中でセデック族の人たちが歌う歌がとても良かったのと、彼らの持つ神話に心惹かれたのです。彼らは首狩族で、男は首狩りができて一人前、女は機を織れるようになって一人前で、そう認められると顔に刺青をします。
日本時代の台湾には、多くの日本人の人類学者が台湾に渡って調査をしていて、文献もたくさん残っています。また、1970年代には音楽学者の小泉文夫氏が調査をしていて、「首を狩る民族は歌が上手い」と述べています。完璧な純正律による合唱は、首狩りの前に心をひとつにする為のものであったり、作物が順調に育つように願うものであったりしたようです。
そういったことの源にあるものに何かしら触れたいという想いを胸に、台湾行きを決意したわけです。
では第一話はここまでとします。
なぜ台湾かというと、少し前に日本でも上映された「セデック・バレ」という台湾映画を見て、台湾原住民の文化に触れたくなったからです。
映画「セデック・バレ」公式サイトはこちら
そして予告編
この映画は、日本統治下の台湾で1930年(昭和5年)に起こった抗日事件を描いています。
蜂起のリーダーは、原住民であるセデック族の頭目モーナ・ルダオ。
映画の中で描かれる日本人警官の原住民への態度がとても高圧的で、日本人としては見ていて少し苦しくなる部分もありました。その描かれ方は中国本土で放送されている抗日ドラマとよく似ていたので、本当にこの時代の日本人は皆こんなふうだったのだろうかとひっかかりを感じました。
とはいえ、この映画にはそんなことが吹っ飛ぶほどの映像美がありました。
山の緑が本当に美しいのです。調べてみると、台湾一高い玉山は標高3,952mで富士山より高いんですね。そしてこの玉山、日本時代には新高山(にいたかやま)と呼ばれていて、日米開戦の暗号となった「ニイタカヤマニノボレ」はこの山のことだったのです。恥ずかしながら、私はそのことを今まで全く知りませんでした。
この映画をきっかけに、私は台湾原住民のことを調べ始めました。
映画の中でセデック族の人たちが歌う歌がとても良かったのと、彼らの持つ神話に心惹かれたのです。彼らは首狩族で、男は首狩りができて一人前、女は機を織れるようになって一人前で、そう認められると顔に刺青をします。
日本時代の台湾には、多くの日本人の人類学者が台湾に渡って調査をしていて、文献もたくさん残っています。また、1970年代には音楽学者の小泉文夫氏が調査をしていて、「首を狩る民族は歌が上手い」と述べています。完璧な純正律による合唱は、首狩りの前に心をひとつにする為のものであったり、作物が順調に育つように願うものであったりしたようです。
そういったことの源にあるものに何かしら触れたいという想いを胸に、台湾行きを決意したわけです。
では第一話はここまでとします。
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