この言葉は、あんまり聞かないかもしれない。
が、時々新聞にも出てくる。
このスロット枠だけど、安全に航空機が、その空港に発着できる発着回数の数字だ。
一般的には1日当りが多いけど、1時間あたりもチャンと掲示してある空港もある。
さて、なんでバラバラなのかというけど、最大の要因は、滑走路の本数。
しかも、同じ向きでの本数が何本あるかなのだ。
だけど細かい話をすると滑走路長の問題とか、横風時の対応ができるのかとか...
大型機ゃ小型機など、機種が豊富だと着陸順番に間隔調整も変わってくる。
ついでだけど、ロンドンあたりは、かなり高速でアプローチを遂行して滑走路手前で
トドノツマリみたいに減速着陸を遂行。 なぜかと言うと、こうすると1機あたりの
着陸時間が短くて済むのだそうだ。
もちろん1時間当りのスロット回数も増える。 が、操縦士の技能も求めてある。
ということで、全世界でやってない。
滑走路に着陸しても、誘導路進入時の設置進入角度に問題がある。
一般的には直角に設置したものが多いけど、最近は浅い角度で誘導路に入れる物が多い。 理由は高速に進入できるので、滑走路がすぐ開くため、後ろから来る
機体との間隔を詰められるためだ。
これもスロット枠が増える。
というのが、見た目のスロット枠増加策だけど、実際は管制処理能力といって、
空港近くまできた機体の誘導をどうするかの能力も問われてたりする。
今もそうらしいけど、基本は管制塔から双眼鏡で見て機体を確認しながら
誘導というやり方である。 でも今時は全てレーダーで解析して且つ処理した
結果を分析して、どのように指示するかの提案までしてくれるそうだ。
もちろん、近代的に処理した方が、スロット枠は増やせる。
さて、この枠満杯なのが、羽田空港。 かなり以前から、この状態が続いている。
羽田の処理能力を見ていると、朝夕はすごく長い出発機の列ができる時がある。
あと着陸時も、夜11時頃になると、大島から一直線で進入してくるけど、夕方の
着陸機の多い時間だと、千葉の勝浦あたりを通って、
かなり遠周りで時間がかかる。
まさに時間がかかるの、この部分が重要で飛行機は空の上では止まれないから、
千葉県の夜景でも見ながら時間稼ぎして降りて来いという指示なのだ。
着陸機が多いと、やり方は色々あれど時間が必要になる。
ということで、航空会社の時刻は羽田のスロット枠が基準で運行している。
すなわち、お客か一杯いても、羽田のスロットが開いてなければ運行できない。
で、やっていること事は、機体を大型化して定員を増やすこと。
多分だけど、航空ダイヤを作る人は羽田の枠があるか... が最大の
ポイントだと思う。
で、それにあわせて地方側のダイヤを動かす。
発着枠が満杯と言うことは、こんなことを言っているのだ。
さらに、昼間はB767でも朝夕はジャンボだったりする。
このことは、成田でも発生していて、年中混んでいるわけで無いから、
お客の開いている時期は安い値段で切符が売られている。
ちょうど、今頃が切符の販売価格が一番安い時期でもある。
さて、FSだ。 関係あるのというけど、大有りだ。
AI機のダイヤがまさにスロット枠そのものだ。
でもAI機もいろんなプロジェクトを導入しすぎると、出発待ち15機とか
とんでもない数になったりする。
だから、スロットの管理は重要なのだ。
やり方は時々書いているけど、AIダイヤを変更するか、プロジェクトファイルである。
traffic.bglファイルの数を制限して、そのファイルを隔離しておくか...
といったところか、 要は本数を今より減らすしか手がない。
現実と似ているけど、もう少し手段もあるので、続編をこれまた近日にやる。