インプラント手術は前歯のブリッジが根の状態が悪くて残せないと言うことで、患者さんからのご紹介でインプラント治療で来られた患者さんです。
審美的部位で、ブリッジ部分の骨が薄くなっていて、それの回復も強く望まれていました。
まず抜歯が一番難しく、根の状態が悪かったので、慎重に慎重を期して、唇側の骨を残せるように行いました。
日本人に良くあるパターンなのですが、前歯の支えている骨の唇側が紙のように薄いのです。
しかし、これを適当にやって壊してしまったら、土手の形が崩れ、仕上げが綺麗になりません。
審美的に仕上げて差し上げるには、相当に慎重に抜歯するしかないのです。
失敗は許されません。
なのに、根っこは病気の為に脆弱になっていて、ボロボロ崩れ落ちる状況で、とても難しく、10倍のライト付き拡大鏡で良く見ながら行いました。
骨の形態を崩さず、綺麗に抜歯するのが今日の仕事の最大の難関でした。
何とか、抜歯する事が出来て、皮一枚のよな骨が残り、本当にホッとしました。
続けて、病巣の除去です。
これも、骨を崩さないように、丁寧にかつ出来るだけ早くやって差し上げなければいけません。
アメリカの学会で手に入れて来た微小な器具を駆使して、徹底的に除去しました。
幾らこすっても何も出ない位綺麗にしてから、ようやくインプラント植立です。
これも慎重かつスピーディにして差し上げなければいけません。
2本植立して、両方とも35N以上の力が掛かっている状態で立ちました。
そこで、ソリッドアバットメントを立てて、用意して置いた審美的な歯を調整して装着します。
その準備として、患者さんが要望していた、顎提のGBR骨造成処置を行ってゆきます。
全てが順調に進み、最後に綺麗な歯が、ボリュームアップされた顎提に支えられて実に綺麗に仕上がりました。
即患者さんに鏡を見ていただいたら、わぁ綺麗!と喜びの声を上げられ、ニッコリとされました。
歯が綺麗なのは勿論、支えている顎提が痩せている状態からボリュームある状態に回復した事が凄く嬉しいようです。
全てが終わった頃には麻酔も切れ始めてきているのに痛くない、とここでも患者さんはニッコリ。
本当に痛くなく、綺麗に手術した直後から歯が入っている。
約束が守られた患者さんは、心から嬉しそうに笑顔を浮かばせられ、大満足で帰られました。
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