星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

木曽オリオン

2014-01-28 22:27:00 | 星空

NHK長野放送局制作のドラマ 「木曽オリオン」 が1月22日に放送されました。  平凡な日々を過ごす地元の1人の女性が木曽の天文台で短い間働く機会を得て、
それまであまり関心が無かった宇宙の研究や科学の探求の意義などに触れることとなる、と同時に地元の美しい星空にも。 ドラマの中の木曽の星空はいわゆる
大自然の中の特別なものとしてではなく、静かな里でのんびりと見ることができる風景の一部として映し出されていたのがとても印象的でした。
星空はそれぞれの場所に無数にあり、それを見る人の想いも星の数と同じくらいあり、そして星空自身は1つ唯一の宇宙であること、
主人公の女性が見上げる星空も、研究者が観測機器を駆使して挑む深宇宙も全く同じもので、人が星空や宇宙に魅了され、また真実を知りたいと願う理由が
そこにあるように思います。
和久井映見さんの演じる主人公の地元の女性、とても素敵でしたね。 (勿論和久井さんご本人もです) また観測所の技術者の1人に扮する田中要次さんは木曽町ご
出身とのこと、感慨深い作品となったことと思います。
そういえば、ドラマの中で天文台のオタク風の3人の技術者が女性に、望遠鏡が意図した星域に正確に向かなかった理由を早口で説明する
シーンが出てきましたが、あの3人が話したことを納得して聞いている多くの天文ファン(私を含めて)は、あの3人にかなり近い凝った人たちなのかな、、
と冗談に思ったりもしました(笑)

実はこのドラマが放送された翌日、ちょうど私は木曽方面に仕事で出かけました。正確に言うと木曽の少し先の三岳まで。
帰宅してから地図を見てびっくり、私が通った道から脇に入って少し行くとこのドラマのモチーフとなった東京大学木曽観測所があることがわかりました。
観測所が木曽にあることは勿論知っていましたが、知らずに通り過ぎていたとは。
ここには105センチのシュミット望遠鏡があり高速低ノイズカメラとの組み合わせで撮影されたラブジョイ彗星の画像も観測所のサイトに掲載されております。
いつか機会があったらこの望遠鏡を真近で見学してみたいと思います。

 


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