「退く」ということがどういうことか、ずっと探っている。 2024年8月11日
朝の瞑想の終盤に入って、呼吸やチャクラへの集中を諦めて、目を開けてリラックスしたら、突然目の前に見えるものが広がって見えてきた。 視野が拡大したような、視野に映っている世界が見えない部分を含めて広がっていくような感じ。
現象学的に言えば、直接経験するものと直接経験していないものが同時に存在し、視点はその地平の中心にあって地平が広がっているということ。 →地平構造
地平構造を経験しているのは誰なのか? もちろん自分であるが、この地平を極限にまで広げようとすると、結果的に、この自分が「退く」ということになる。 地平は意志の力では広がらない。 なぜなら意志の力は集中のベクトルだから。 集中から解放されてリラックスしたとき、力を抜いて温泉に入ったような感じになる時、「退く」ことができると思った。 「退こう」として頑張るのは水泳の初心者が水に浮こうとして必死にバタバタするようなものなのだ。
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