安曇野の宿から・桑の実ジャム

今年も桑の実の季節がやってきました。写真上が桑の実、下が去年採って冷凍したナツハゼです。この二つを組み合わせてジャムにします。長野は戦前養蚕で栄えた時季もありました。しかしその裏側は必ずしもほめられたことばかりとはいえません。かつて蚕が葉を食べるために植えられた桑の木も、今は紫色の実がジャムになります。さまざまな人の思いをみてきた桑の実に時代が変わっても変わらない自然の営みの不思議さを感じます。養蚕の史実を伝える役割が桑の実ジャムにある様な気がします。

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