のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

私の絵画論2

2008-08-20 | 私の絵画論

人の心の中は見えない
そして私の心をそのまま見せることも出来ない。

絵画はその間にあって心と心の中継ぎをする。
だからこれまでの絵画論は、いかに我が心を伝え、
いかに作者の心をつかむのかということに終始していた。

作者の意図が100%伝わる作品が理想だろうか?

私はそうは思わない。
私の理想は、絵を通して双方が生きることなのだ。

作者は描くということで生き、自分の生命と出会う。
そして鑑賞者は観ることで生き、自分の命と出会う。

すると今まで別個の命と思っていたものが
実は一つのものであることに気付かされる
作品を通して理解し合えるもっとも深い境地なのだ。


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