気の向くまま、書きたいことを徒然と

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関根金次郎記念館

2023-03-15 21:33:00 | 日記
関根金次郎十三世名人の事を調べていたら、なんと近くの野田市に記念館がある!ということを知り先日行ってみました🚙車でわずか40分くらいでした。野田市の桜の名所「清水公園」からも車で15分くらいのところです。

記念館は旧関宿町役場の5階にあり、廊下には50枚以上の棋士の色紙がずらり😃錚々たる面々が書いていました。



先月に女流名人戦の対局場となっていたらしく、張り出されていたポスターを見て知りました。(ただその日は地元のマラソン大会だったので観戦は出来なかったですね💦)近くにすごい所があったんだと驚きました。


いざ記念館に入ると目の前に、有名な坂田三吉との対局の写真を大きくしたパネルが迎えてくれました、ど迫力です👍


野田市は関根名人の出身地ということで将棋で地域振興を図ろうとしていたらしく、過去に名人戦・竜王戦の対局が行われたそうです。その時に使用された盤と駒が展示されていました。女流名人戦ほ毎年行われているようです。





関根名人は駒の書体も書かれていて、その書体の駒が展示されていました。他にも名人が使われていた駒も展示されていました。




関根名人の一番の功績は、家元の世襲制であった名人位を実力制に変革した事です。それ以降、木村・大山・中原・谷川・森内・羽生と十九世名人まで永世名人位をを名乗れる棋士が生まれています。もし藤井聡太君が5期名人位を今後最速で取れば二十世名人を名乗る資格を取ることになります、楽しみですね。
 

同窓会展示「観る将に捧げる将棋駒作りの世界」

2019-08-18 14:45:00 | 日記
先月、新潟県三条市在住の大竹竹風師に駒作りと製作取材をさせていただいた内容をパネル展示として母校の同窓会で発表



本当はもっと王将とか飛車とかを飾りたかったが万一があったら…
との展示班リーダーの配慮(心配症やな〜と思った)で予備駒の「歩兵」のみを現物展示



藤井フィーバーの効果もありハンドボール部・サッカー部の友達が喰いついて見入ってました(中高の同級生といっても今年52歳になるおっさんだらけです💦)
彼等はネットで早速検索し、すごい人に作ってもらったことを再認識していました☺️





せっかくの帰郷だったので無人となった実家で一晩過ごし、今回の二番目の目的であった町内にある「水無瀬神宮」へ⛩
頭の回転の早い将棋ファンならお気付きでしょう、「水無瀬駒」発祥地です❗️







能筆家で著名な水無瀬兼成(13代目)の書(安土桃山時代)が発祥で、作者・年代がはっきりしている最古の駒だそうです
現在の水無瀬さん(苗字ですよ、子供の頃確かに町会議員に先代が立候補されてた 笑)は31代目でした
当時の将棋は中将棋がメインだったらしい、ということも町の歴史資料館のパンフレットで確認しました😊
町の指定文化財第1号❗️なんとなく嬉しくなりました

竹風駒こんにちは

2019-07-23 22:52:00 | 日記
3月に将棋駒の製作を現代の第一人者(私はそう思っている)の竹風師に依頼しました。その駒を今日受け取りました☺️



受け取るにあたり「人それぞれの好みがあります、この中から気に入ったものをお選びください」と今回の依頼に対し3点も製作しておられました。本当に恐縮しました。
2・3分吟味し、虎斑の斑が素直で元の柾目も真っ直ぐな真ん中の駒を選びました。目利き眼はありませんが「確かにこれはいい奴だね」との師の言葉に安心しました☺️



それともう一つのメインテーマ、夏の中高同窓会のパネル展示のネタ(観る将に捧げる駒の世界(仮タイトル))である「駒の製作の手順・苦労」などをお伺いすることができました。一緒にいた素人の嫁はんに向けて語ってくださったので本当にわかりやすかったです。




個人的に興味深かったのは、時間による斑の具合の変化について!
上の写真の左側(下の駒)は切り出して8年・右側(上の駒)は20年、この時間の差がここまで斑の色合いを変えるんです。目の当たりにして柘植の奥深さを改め実感しました。
師は75歳、今後どこまで製作されるかを本人も気にされていましたが、今年切り出した木がとてもよく「何十年に一本!に出会えた。これを作るまではやめられない」と笑っておられた。80歳まで現役宣言の証人となってしまった(笑)




最後に市の広報の話をした時「予備に沢山もらったからあげますよ。これらもどうぞ!」と言ってこの3月の「和風総本家・テレビ東京」に出た際のDVD(テレ東が沢山くれたらしい)も一つ分けてくださいました。

同窓会の結果は絶対に報告しなければ!と心に誓いました😊




こちらが購入した駒です、本当に虎斑の美しい逸品を作っていただけました❗️










【悲報】タカハシFSQ130ED生産中止

2019-07-07 23:15:00 | 日記
タカハシのフラッグシップモデルFSQ130EDが生産中止ということになってしまっていた(2019.6.12)
昨年の値段改定、今年になって再度の値段改定が影響したのか
(愛機FSQ130EDEM400で追尾させてます)
残念で仕方ない
 
たまたま遺産が入ったという事情で購入出来た(退職まではまだ数年あったから退職金では間に合わなかった)のだが、天文に理解のあった父親には、これからも仏前に天体写真を持って行こうと思う
GWに撮影した網状星雲、バーティノフマスクで目視ピント出しのみで四隅の星像のシャープさは他には追随を許さない凄さです
この凄さを実感出来る人が今後増えないのはもったいない
 
自分の愛機の製造番号が0D008
どういう意味かはわかりませんがまさか「8本目」ではないですよね!
それでは商品としてラインナップには出来ない、実際受注生産であっただけに、その道がなかったのかと思う
 
プレミアムものの鏡筒、本当にガチの一生モノです☺️

竹風駒 菱湖書を考察する

2019-03-14 19:42:00 | 将棋
         竹風駒の菱湖書字母は3種類存在し、時代と共に変わってきました。最初の字母は初代、大竹治五郎師の時代に用いられたもの。楷書の丁寧な筆致が見る人の目を癒すようです。
        
この菱湖書 の字母は初代治五郎師から二代(現)日出男師に世代替わりの頃用いられたものです。現在でも彫駒の字母として用いられています。楷書でも初版と比べ玉将の跳ねや歩兵の跳ねのアクセントが加えられ、力強さが幾らか加えられました。
         
現在の盛上駒・彫埋駒に用いられる菱湖書の字母、この時に合わせて盛上駒の号も「竹風作」から「大竹竹風作」に変わりました。大竹日出男師の作品に対する強い思い入れが感じ取られます。筆致もより躍動的なものに、金将は跳ねから止めに、と字母の変化が見られます。

どの字母も竹風師の巧みな技術を反映した絶品で、将棋ファンとしては垂涎のもの、一度は「竹風駒を所有したい」という強い思いを抱いた経験があるのではないでしょうか。