環境教育な日々

環境教育事務所 野の塾工房たまご代表の後藤清史のブログ

12月17日 プログラム

2013年12月17日 | 環境教育
インプロについて紹介した本の中にこの様な一文があった。

『「ゲーム」と呼ばれるものの中には、「演じて、ただおかしいもの」と「役者、インプロヴァイザー、表現者としての資質を高めるエキササイズ」が混在している。キース・ジョンストンの深い洞察によって裏打ちされた「インプロ」の哲学や理念をないがしろにしたものや、それらと相反するものが多数ある。自分の資質や生徒の資質を伸ばす努力をする代わりに、ゲーム自体の面白さに頼るインプロのプレーヤーやコーチにとっては、手持ちのゲームを増やすことは救いであり、大きな武器となる。「こんなゲームもあるよ」「こんな面白いのもあるよ」……。「楽しいね。面白いね」で、お茶を濁してしまう。面白おかしいゲームばかり持てはやされて、インプロの奥深くて大事なことは伝わらずに広まっていく。』

そう述べたうえでキース・ジョンストンの『私のワークショップ中、様々なエキササイズ(ゲーム)を熱心に書きとめている人を見かけますが、講師として実際にどう教えているかに気をとめる人はいません。』との言葉を紹介している。
(引用 今井純 2012 「自由になるのは大変なのだ」論創社 東京 P113)

環境教育や学校教育の現場で同じことは起きていないのだろうか?

現場では目先の事につい目が奪われ、本来の目的が見えづらくなるだろう。
そうならないためにもスキルに特化せず目的を明確にした指導者の養成と、指導者のブラッシュアップの機会を提供することも指導者養成を行ってきた者の責務だと思う。





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