環境教育な日々

環境教育事務所 野の塾工房たまご代表の後藤清史のブログ

12月21日 サイエンスカフェ? 環境教育研究会開催

2011年12月22日 | 活動
大阪市内某所で環境教育研究会を開催。
集まったメンバーは関西在住で環境教育に長年携わっているメンバー。
今回は、あるプログラムの体験が目的で集まってもらった。
しかも写真の通り、気楽な集まり。

個人発信で招集したメンバーなので構成には偏りがあるのは否めない。
ただ、関西人らしいアクの強さと環境教育への情熱は人一倍の人たち。
和やかな雰囲気の中、スナックを摘みつつプログラムを体験していきます。



今回体験するプログラムは他の団体が最近開発したもの。そのため、開発者の意図が伝わり易いようアレンジすることなく、付属のマニュアルに沿って展開した。
大まかに、導入⇒意図開き⇒活動体験⇒振り返りシートの構成。
体験会なので一通り行った後で意見交換を予定していたが、導入から様々に意見が出る。
プログラムへの眼差しは真剣そのもの。
「そうそう」という意見もあれば、「なるほど」という意見も。



プログラム体験会と言いながらも、プログラムを題材にしたファシリテーター研修会といった趣に。
視点が変われば、活用の仕方も変わる。対象が変わればアレンジの仕方も・・・
「本来のプログラムに捕らわれないほうがいいのでは」との意見もあり、いつしかこのカードを使ったプログラム展開を考え始める。
楽しめるようにするためには?理解しやすくするためには?
自分ならどう使うとか、白カードを入れたらどう?などなど
面白く有意義な時間が流れる。其々の専門性に基く自由な発想とその融合。
「是がサイエンスカフェか!」と思えた集まりでした。


今後も、このような自由な機会を提案しよう。もっと色々な人に来てもらえるように。

12月14日 学校支援活動3

2011年12月14日 | 環境教育

本年最後の学校支援活動を実施してきた。
今回のテーマは「木」。
木と生き物との関わりに気づき、木そのものに興味を持つことを目的に実施。

先ずは、植物について考えイメージを整えてその後に、生き物と木の関わりについて考えていく。
事前に植物の学習をしたらしく「竹はどっちだ?」「葉っぱあるやろ」とか「藻(も)って何?」「そこの水槽についてるの?」などなどにぎやか。
生き物との繋がりでも、活発なディスカッションが起こる。
発言を拾い上げ、練り上げても良い授業が出来そうとふと考えるほど。

日常の中で景色となり、つい見逃しがちな「木」
木を探す中で学校の樹木に親しみ、同じように思っていた木にも違いがありがあることを体験を通じ学んでいく。
課題の葉の特徴をみんなで確認し、それぞれに木を探して校庭を元気に走り回る。
特徴の似た木のそばでは其々の意見を出し合い確認する。
班の中で協力して課題に取り組む姿があちらこちらで見られるなど、環境(自然)体験が学習に果たす役割について実感できる時間となりました。

班のみんなで課題の葉を確認中


先ずは見た目で。


裏の裏まで確認します。


先生の「自分が気づいた違いについても分かるように描きや~」の一言で、熱が入ります。









イベント告知。環境教育プログラムの指導者養成(1月28日)

2011年12月08日 | 活動

1999年に出会い、資格を得てから普及に努めている環境教育のプログラムがある。
プログラムの名前は「プロジェクト・ワイルド」。
アメリカで、開発されたプログラムだがライセンスを取得し日本事務局をになう公園緑地管理財団や各指導者の努力により日本版と呼べるものになった。
主に、環境学習や野外活動で利用されることが多いが、学校教育の中でもそのエッセンスは利用可能だ。
なんと言っても、体験学習のプロセスを大事に展開することが求められているところが良い。
ただ、その活用には少しコツが要る。
アクティビティー(活動)の使い方だけでなく、目的を明確にした流れを作ることが大切。
アクティビティー(活動)への向かうための導入をつくり、ねらいを明確にした活動を提供し、活動の中での体験を振り返り、まとめに繋げる。
簡単なことだが意外と難しい。

また、「プロジェクト・ワイルド」が米国の教科教育向けに作られたためにアクティビティーの終了後に学習効果を確認するための振り返り(事後学習)を求めている。
わたしたちが活動を提供する場合、プログラム上必要ないことがある。
なぜ、必要ないのか?では、どうするのか?

また、テキストに示された準備物が無い場合や対象年齢が異なる場合は、どのように対応すればよいのか。このような実施する場合の課題への対応は、今までは指導する側の経験で補うほかなかった。
講習会では参加者相互での指導と活動の体験を交互に経験し、上記の点について理解を深めていきます。
是非、1月28日(土)明日香での講習会にご参加ください。


~~~~~環境教育プログラム「プロジェクト・ワイルド」指導者養成講習

開催日:2012年1月28日(土)
会場:飛鳥管理センター(奈良県明日香村)
時間:9時30分~17時
対象:一般(18歳以上、学生可)
講師:後藤清史(プロジェクト・ワイルドファシリテータ)
受講費:7000円(事例集代4000円と保険費用含む)
主催者:野の塾工房たまご
協力:飛鳥管理センター


お申し込み方法:野の塾工房たまご宛て、メールでお申し込みください。
E‐mail tamagono〇oct.zaq.ne.jp 〇を@にしてください。
        イベント名、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して下さい。
        メールの件名にもイベント名をお書きください。      
       
        お申し込みメールを受け取りましたら、詳細をお知らせします。


プロジェクト・ワイルドは、野生生物を題材に環境について学ぶプログラムです。
内容は、集団活動(ゲーム)や調査、作詞や役割劇など様々な活動で構成されています。
なお、日本事務局認定の認定講習のため、修了者は一般指導者に認定され、修了証が発行されます。
プロジェクト・ワイルドの詳細は、日本事務局のホームページでご覧になれます。
日本事務局ホームページ http://projectwild.jp