旅日記の続編です。
今回は2014年1月27日から2月3日(成田は4日着)の8日間の旅。
2013年12月に行ったばかりなのに、何故また英国に行くのか。
それには私なりのわがままな事情があったのです。
2013年の夏、「コリオレイナス」にマーク・ゲイティスが出ると分かり、
チケットが取れたあかつきには友達のいるドイツにも行くんだ!と決めていましたが、
発売直前、同じゲイティス・ファンのSさんとも、
一緒に行けるといいですね、とお話していました。
Sさんは同世代ですが憧れの絵師さんで、モンティ・パイソンファンとしても仲良くして頂いています。
一緒に「コリオレイナス」を見に行けるとすれば、本当に光栄なことなのです。
世界中のトムヒファン(と、ゲイティス好き)によるチケット争奪戦の結果、
私は年末に一枚しか取れず、Sさんは2枚分確保されていました。
2度も見に行くということは非常に気が咎めたのですが、
そのどちらも手放すことは出来なかった私に、
Sさんは、観劇だけではなく旅自体をご一緒しませんかと快く誘ってくれました。
そして、年末はドイツに行く際に下見する分として、年明けはSさんと旅をご一緒させてもらう事になったのでした。
________________________________________________________________________________________________________________________
実感の湧かないまま、とうとう迎えた出発当日。
成田に行くまでの間は、ドイツでお世話になった友達にお土産は何がいいのか訊いているうちに、
あっという間に空港に着いてしまいました。
初めての2人旅だったので、席が離れないように朝7:30にロビーで落ちあったのですが、
ヴァージンのカウンターがまだ開いていなかったので、タリーズでSさんに爪切り借りて爪を切りながら(笑)待機。
その間、Sさんの父上からメールで情報が入りました。
内容は、私たちの搭乗する便の到着が遅れているらしい、というもの。
まさかそんなハズは。空港内でそんなアナウンス流れてないし。
笑ってオレンジジュースを啜っていたのですが、
実際カウンターが開いて、ヴァージンのお姉さんから2時間遅れています、とあっさり説明があったのでした。
2時間! こんなに飛行機の搭乗が遅れるのは初めての経験。
仕方なく、ロビーのテレビを見たり、売店を覗いたりしながら時間を潰したのでした。
それにしても父上の情報網すげえ。
昼に回転寿しでサーモンをたっぷり食した後、
展望デッキに出ると、昼時間のためか飛行機はあまり飛んでいないようでした。
しばらく柵にしがみついて眺めていると、徐々に飛び立つ機体が増えて行きます。
ヒマを持て余した私たちは、
「次来る次来る!」と言いながら、黙々と飛び立つ飛行機の撮影にいそしんだのでした。
離陸する飛行機を撮るのは結構難しい…。
取りながら気付いたのですが、日本の飛行機はテイクオフまでの時間が長いです。
他国の飛行機は、離陸体制に入ってからすぐにグイッと飛び出すのですが、
日本のパイロットは世界の中でも慎重派なのでしょうか。
思う存分離陸の様子を見た後、
屋内に戻ると、私たちの便はどうやら第2ターミナルから出発するらしいということが分かりました。
搭乗時間は2時間ではなく3時間遅れになるとか。
時間が経つにつれ、だんだん「本当に飛ぶんだろうか…」という不安が増してきます。
しかし、不安よりも睡魔にだんだん襲われ始め、
ソファーでウトウトしながら待っていると、やっと搭乗ゲートが判明したのでした。
この時点で14時過ぎ。
繰り返しますが、空港に着いたのは7時半。
約7時間… まだ空港に来ただけというのにヘトヘトです。
ですが、一応出発は出来るという安心感が得られてホッとしました。
搭乗ゲートからは、バスに乗って第2ターミナルまで移動。
ぐるぐるターミナル内を廻り、エアバスの傍へ到着。
タラップからやっとのことで機内へ。ここまで長かったー。
ここからまた約10時間か…。
さて、恒例の機内食チェックです。
おなじみヴァージンオリジナルカクテルとプレッツェルから。
お夜食はおむすびかサンドウィッチ。飲み物はレモネードがお気に入りです。
離陸前のお食事。ビーフとチキンなら、いつでもチキンです。
機内では「コリオレイナス」の戯曲を読み返して過ごしました。
エンタテインメントシステム(映画流れる画面)が不調で座席によって故障していたりもして、
今回はあまり映画をじっくり見る機会はありませんでしたね。
現地に着いたのは日没後だったので、飛行機からロンドンの夜景が見えました。
夜に到着したのは初めて。ずらりと立ち並ぶ家の光りが鎖のように連なっています。
遠くに見える雲の中では稲光が走っていて、穏やかなようで波乱を含んだ?
この後の旅を象徴するような光景でした。
入国審査に並んだのは19時前。
現地で過ごす時間を3時間ロスしたのは痛かったです。
とにかくすぐにでもリラックスしたかったので、地下鉄でまっすぐホテルへ向かいました。
本当は送迎車を頼もうとしましたが、オプション料金になってしまうし、
ホテルがピカデリーラインで一本で行ける場所だったので、
(私にとっては)いつも通りの地下鉄利用になりました。
ホテルはラッセルスクエア近くのプレジデント・ホテル。
(私の荷物が汚いんでぼやかしましたw)
いつもはホステル住まいだったので、初めてのホテル暮らしです。
ヒースローで、Sさんのスーツケースが開かなくなってしまうというトラブルがあったのですが、
ホテルのフロントのおじちゃんが解決してくれて、
Sさんがお礼をせがまれ、頬にチューをしてあげるという予想外の展開も会った中(笑)、
無事に部屋に着く事ができました。
プレジデント・ホテルのツインは、部屋にテレビとドライヤーが付いています。ズボンプレッサーもありました。
ポットとお茶&インスタントコーヒーもあります。特に使いづらいところはなかったです。
年期の入ったホテルではありますが、室内は奇麗。
ただ、WiFiはフロントロビーでしか使えず、そのロビーでも度々接続が途切れることがありました。
ネット環境必須の人はちょっと不便かもしれません。
ホテルに面した道は公園から脇道に入ったところなので交通量は公園側よりは少ないです。
眺めもロンドンらしい街並ですね。最寄りのラッセルスクエア駅からも近いです。
この日は遅くなったので夕食は駅前のPRETでスープを頼みました。
長かった道のりを考えると到着しただけで万々歳ですが、
次の日はとうとう「コリオレイナス」再び、の重要な日。
疲労感と待ち遠しさを抱えながら、沈み込むようにベッドでぐっすり眠りました。
今回は2014年1月27日から2月3日(成田は4日着)の8日間の旅。
2013年12月に行ったばかりなのに、何故また英国に行くのか。
それには私なりのわがままな事情があったのです。
2013年の夏、「コリオレイナス」にマーク・ゲイティスが出ると分かり、
チケットが取れたあかつきには友達のいるドイツにも行くんだ!と決めていましたが、
発売直前、同じゲイティス・ファンのSさんとも、
一緒に行けるといいですね、とお話していました。
Sさんは同世代ですが憧れの絵師さんで、モンティ・パイソンファンとしても仲良くして頂いています。
一緒に「コリオレイナス」を見に行けるとすれば、本当に光栄なことなのです。
世界中のトムヒファン(と、ゲイティス好き)によるチケット争奪戦の結果、
私は年末に一枚しか取れず、Sさんは2枚分確保されていました。
2度も見に行くということは非常に気が咎めたのですが、
そのどちらも手放すことは出来なかった私に、
Sさんは、観劇だけではなく旅自体をご一緒しませんかと快く誘ってくれました。
そして、年末はドイツに行く際に下見する分として、年明けはSさんと旅をご一緒させてもらう事になったのでした。
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実感の湧かないまま、とうとう迎えた出発当日。
成田に行くまでの間は、ドイツでお世話になった友達にお土産は何がいいのか訊いているうちに、
あっという間に空港に着いてしまいました。
初めての2人旅だったので、席が離れないように朝7:30にロビーで落ちあったのですが、
ヴァージンのカウンターがまだ開いていなかったので、タリーズでSさんに爪切り借りて爪を切りながら(笑)待機。
その間、Sさんの父上からメールで情報が入りました。
内容は、私たちの搭乗する便の到着が遅れているらしい、というもの。
まさかそんなハズは。空港内でそんなアナウンス流れてないし。
笑ってオレンジジュースを啜っていたのですが、
実際カウンターが開いて、ヴァージンのお姉さんから2時間遅れています、とあっさり説明があったのでした。
2時間! こんなに飛行機の搭乗が遅れるのは初めての経験。
仕方なく、ロビーのテレビを見たり、売店を覗いたりしながら時間を潰したのでした。
それにしても父上の情報網すげえ。
昼に回転寿しでサーモンをたっぷり食した後、
展望デッキに出ると、昼時間のためか飛行機はあまり飛んでいないようでした。
しばらく柵にしがみついて眺めていると、徐々に飛び立つ機体が増えて行きます。
ヒマを持て余した私たちは、
「次来る次来る!」と言いながら、黙々と飛び立つ飛行機の撮影にいそしんだのでした。
離陸する飛行機を撮るのは結構難しい…。
取りながら気付いたのですが、日本の飛行機はテイクオフまでの時間が長いです。
他国の飛行機は、離陸体制に入ってからすぐにグイッと飛び出すのですが、
日本のパイロットは世界の中でも慎重派なのでしょうか。
思う存分離陸の様子を見た後、
屋内に戻ると、私たちの便はどうやら第2ターミナルから出発するらしいということが分かりました。
搭乗時間は2時間ではなく3時間遅れになるとか。
時間が経つにつれ、だんだん「本当に飛ぶんだろうか…」という不安が増してきます。
しかし、不安よりも睡魔にだんだん襲われ始め、
ソファーでウトウトしながら待っていると、やっと搭乗ゲートが判明したのでした。
この時点で14時過ぎ。
繰り返しますが、空港に着いたのは7時半。
約7時間… まだ空港に来ただけというのにヘトヘトです。
ですが、一応出発は出来るという安心感が得られてホッとしました。
搭乗ゲートからは、バスに乗って第2ターミナルまで移動。
ぐるぐるターミナル内を廻り、エアバスの傍へ到着。
タラップからやっとのことで機内へ。ここまで長かったー。
ここからまた約10時間か…。
さて、恒例の機内食チェックです。
おなじみヴァージンオリジナルカクテルとプレッツェルから。
お夜食はおむすびかサンドウィッチ。飲み物はレモネードがお気に入りです。
離陸前のお食事。ビーフとチキンなら、いつでもチキンです。
機内では「コリオレイナス」の戯曲を読み返して過ごしました。
エンタテインメントシステム(映画流れる画面)が不調で座席によって故障していたりもして、
今回はあまり映画をじっくり見る機会はありませんでしたね。
現地に着いたのは日没後だったので、飛行機からロンドンの夜景が見えました。
夜に到着したのは初めて。ずらりと立ち並ぶ家の光りが鎖のように連なっています。
遠くに見える雲の中では稲光が走っていて、穏やかなようで波乱を含んだ?
この後の旅を象徴するような光景でした。
入国審査に並んだのは19時前。
現地で過ごす時間を3時間ロスしたのは痛かったです。
とにかくすぐにでもリラックスしたかったので、地下鉄でまっすぐホテルへ向かいました。
本当は送迎車を頼もうとしましたが、オプション料金になってしまうし、
ホテルがピカデリーラインで一本で行ける場所だったので、
(私にとっては)いつも通りの地下鉄利用になりました。
ホテルはラッセルスクエア近くのプレジデント・ホテル。
(私の荷物が汚いんでぼやかしましたw)
いつもはホステル住まいだったので、初めてのホテル暮らしです。
ヒースローで、Sさんのスーツケースが開かなくなってしまうというトラブルがあったのですが、
ホテルのフロントのおじちゃんが解決してくれて、
Sさんがお礼をせがまれ、頬にチューをしてあげるという予想外の展開も会った中(笑)、
無事に部屋に着く事ができました。
プレジデント・ホテルのツインは、部屋にテレビとドライヤーが付いています。ズボンプレッサーもありました。
ポットとお茶&インスタントコーヒーもあります。特に使いづらいところはなかったです。
年期の入ったホテルではありますが、室内は奇麗。
ただ、WiFiはフロントロビーでしか使えず、そのロビーでも度々接続が途切れることがありました。
ネット環境必須の人はちょっと不便かもしれません。
ホテルに面した道は公園から脇道に入ったところなので交通量は公園側よりは少ないです。
眺めもロンドンらしい街並ですね。最寄りのラッセルスクエア駅からも近いです。
この日は遅くなったので夕食は駅前のPRETでスープを頼みました。
長かった道のりを考えると到着しただけで万々歳ですが、
次の日はとうとう「コリオレイナス」再び、の重要な日。
疲労感と待ち遠しさを抱えながら、沈み込むようにベッドでぐっすり眠りました。