畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

銀行のビジネスモデル

2010-12-07 21:09:00 | 政治・経済
 またまた『残念な人の習慣』から。


 作者は家電量販店の接客を評価した。高い専門性と徹底した値段調査。家電量販店の収益が高いのに納得(といっても地方の家電量販店だと接客もイマイチな店はあるが…)。ビジネスモデルが確立されている。


 しかし、銀行はどうだろうか。高い専門性をもった行員はいるが、説明不足あるいは難解な言葉で話すので理解できない。さらに、平日は窓口は3時まで、土日は基本休みって客商売をどう考えてるのかききたくなるビジネスモデルだ。銀行の収益率が低いのも頷ける。


 そう考えると、顧客重視の仕事とそうじゃない仕事に分けられる。


<顧客重視の業界>
ディーラー、パチンコ、競馬、マクドナルド、外食チェーン、回転寿司、コンビニ

<それ以外を重視する業界>
役所、図書館、年金機構、裁判所、電車、病院、銀行、本屋、バス、タクシー、ケータイ(料金プランが分かりにくい)


 こうやって見ていくと、仕事の効率の悪い業界は収益も悪いんだなあと納得。

ラーメン次郎

2010-12-07 07:08:00 | 政治・経済
 「ラーメン次郎」という店をご存じですか?首都圏に何店舗もある人気ラーメン店です。


 私も1回行ったことがありますが、2回目は躊躇しています。理由は
・夕方4時に行っても並んで待たされる
・店舗があまりきれいではない
・単身者の客が多く店内は話声もなく、家族で行くには抵抗がある。(客が話していたら店員に怒られたという話も聞く)


 以上の理由から私は犬猿するのだが、並ぶ人がたくさんいるというのはそれだけ理にかなった商売をしているということ。どんなビジネスモデルか考えてみた。

まず、客層が単身者が多く話声もないというのは、それだけ客の回転が早いということではないか。早く食べて早く出ていってもらい、次の客を呼び込める。ファミリー層は子どもがいるから滞在時間が長い。その割りに子どもは多く食べないから客単価が下がる。ビジネスモデルとしては、単身者の方が圧倒的に儲かるわけ。


 ひとりで外食って結構抵抗がありますが、ファミリー層が少なく、周りが単身者ばかりであれば抵抗感も薄いですね。ひとりで気兼ねなく食べれる店という印象がさらに単身者の来店者を後押しする。


 後、細かい点をあげれば、食券方式で面倒な金銭授受を簡略化(ある意味セルフレジですよね)。並んでいる近くに自販機もある。水はセルフサービス。これらで、従業員はラーメン作りに専念できる環境を作り上げている。


味も濃い味で量も多いが、客層のターゲットを絞ることで利益率をあげ、リピーターを獲得し繁盛しているのかなって思った。