ノーやん日記パート2

河童忌

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 曇り時々晴れ。夕刻夕立。蝉声猛し。9時ごろからむし暑くなる。きょうは、小説家・芥川龍之介の忌日。ぼくが小説というものを初めて読んだのは少年時代、彼の「鼻」「河童」「羅生門」…だった。現実めかした怪奇の世界が印象に残り、怖い夢をよく見た。短い生涯に600に余る俳句もつくったという。「河童忌」や俳号「我鬼」忌が夏の季語になっている。今夜、河童が出てくるかナ。
蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな 我鬼
蛇女みごもる雨や合歓の花 同上

 朝、花壇を見回る。花がら摘みや雑草引きだけ。土に湿り気があるので水やりはパス。「おはようございます。これなんでんの?」「ドウババジルです」。葉の匂いを嗅ぐ。「ほんまや。匂う」。管理組合理事のHさんとしばし談笑。まちを徘徊する。北急桃山台駅東側の桃山公園の花壇を見る。ポーチュラカやサルビアの花が鮮やかや(写真)。

 せんちゅうのY電機量販店へプリンターのインクを買いに走る。帰りにスーパーで穴子天を買って帰る。お昼は当然ざる蕎麦。

 ネットで三叉神経の帯状疱疹後神経痛の治療法を調べる。目まい、喉の渇き、ぴりぴりする痛みなどよく似た症状の記述に目が止まる。漢方療法、音楽療法、温泉療法、指圧、鍼治療、ストレッチなどじつにいろいろ。決め手はない。結局のところ、長患いにはいかに痛みをコントロールしてつきあうかという考えで治療に取り組むしかないようや。若い龍之介は病気と神経の弱さに負けて神経衰弱になり自死した。愚老もときには弱気にもなるが、みんなから元気をもらいつ「骨董」になろうが「ひび」が入ろうが老いの一徹頑張ろうと思う。「ペコちゃん」句を推敲する。

オスプレイ来百日紅は肯ぜず  愚老
葉隠れの鬼灯垂るる雨の夜 同
河童忌や顔に泥塗る海兵隊 同




 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、ありがとうございます。不二家さんにあらぬ誤解を招く句はボツにします。龍之介の俳号「我鬼」は、そのままです。
fm
「ペコちゃん」句をよく読み直してみたら理解できました。反省します。私はペコちゃんを触ったことがないのですが、首は動くのですか?

それと上の「我鬼」ですが「餓鬼」ではないのですか?
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