【山 名】室堂~劔沢~仙人峠~阿曽原~欅平
【日 程】2020年9月16日(水)~19日(土)
【同 行】鈴・田
【天 候】16日晴、17日曇時々晴、18日雨、19日晴
【ルート】16日富岡3:15===7:30立山駅==(2470円)==9:20室堂---12:05劔御前小舎------13:00劔沢小舎-----15:45真砂沢ロッジ(1泊2食、シュラフ&マット持ち込み 8500円)
17日真砂沢ロッジ5:30-----6:35二股-----8:50仙人峠-----9:20仙人池ヒュッテ-----11:40仙人温泉-----12:35雲切新道最高点-----15:25雲切ダム-----16:45阿曽原温泉小屋(テント一人1500円)
18日阿曽原7:30-----9:40折尾谷-----10:25大太鼓-----11:10志合谷----14:10欅平駅14:37==1320円==15:30黒薙駅-----15:45黒薙温泉
19日黒薙温泉10:36==660円==10:59宇奈月駅11:16====12:34寺田駅12:49====13:39立山駅(宇奈月~立山2140円)
【行 程】16日 L= 7.8km + 700m -1360m 行動時間 6:25
17日 L=11.3km +1330m -2230m 行動時間11:15
18日 L=11.8km +2420m -2670m 行動時間 6:40
合計 L=30.9km +4450m -6260m
【地 図】地図はこちら
昨晩から降り始めた雨は明けても止まず
テントのフライシートが劣化し雨漏り
水滴が顔にあたりシュラフも濡れてしまった
昼前には雨は上がる予報であるが
欅平からのトロッコ列車の時間もあり雨中の出発
雨の中の水平道歩き
脚を滑らせれば大変なことになる
一昨日も21歳の青年が転落死したらしい
慎重に進むが気にすればするほど脚がすくむ
折尾滝
標高1000mの岩壁をほぼ水平に切り開かれた道は狭く
黒部川までは約400mの落差がある
「黒部にけが人なし」(落ちれば必ず死ぬ)と言われている
堰堤の内部を歩くところも
大太鼓付近、コの字型に削られた歩道。建設当時の苦労がしのばれる
志合谷にある長さ150mの真っ暗なトンネル
足元は水が溜まっていおり防水機能の劣化した靴に染みる
壁は夜空に輝く星の様に光る何かが?
水滴かと思ったが、触るとサラサラした鉱物らしい
舐めても無味無臭
トンネルを抜けると下方に宿舎跡が霧の中に僅かに見える
黒部第三ダム建設時(昭和13年12月)に泡雪崩(ホウナダレ)で吹き飛ばされた宿舎跡だ
3・4階の木造部分が吹き飛ばされ1・2階のコンクリート部分だけ残っている
小説「高熱隧道」を思い出すが、対岸の黒部の巨人はガスの中で見えない
歩き始めて6時間、予定より2時間も多くかかり欅平駅へ到着
疲労困憊し、トロッコ列車で黒薙駅へ
黒薙駅では他に乗り降りする人は居ない
というか、最初から他に乗っても居なかった
駅から水平道の続きの様な道を600m程歩き
黒薙温泉到着
ここから下流へ7kmにある宇奈月温泉の全ての湯元となっているそうだ
岩魚や山菜を中心とした料理はおいしく
二つの露天風呂と内湯に浸かり、ゆっくりできた
明けて、9月19日土曜日
昨日は我々以外乗客の居なかったトロッコ列車、今日は8割がたの乗車率
4連休初日で、ゴーツートラベルの効果もあったのかもしれない
何時もは下山後はラーメンが食べたくなるのだが
今回は、カレーが恋しく立山のペンション「プリモ」というところでスープカレーを食べて帰路に着いた
雪渓が解けてしまい岩だらけで急峻で狭い沢沿いを下り
テントでは寝袋まで濡れてしまい
雨の断崖絶壁の水平歩道を歩いた今回の山旅
普段あまり山歩きをしないS君は相当疲れたらしいが最後まで頑張った
いい年をして褒められても嬉しくはないだろうが
歩いてしかたどり着けない阿曽原温泉や黒薙温泉
きっと良い思い出になってもらえると思う
どんなに辛くても帰ってくればまた出かけたくなる
本当に山には何かがある
家庭サービスも検討し、次の山旅を思い始める今日この頃です
↓そんな訳で ボタンを押していただければ嬉しく思います
「どんなに辛くても帰ってくればまた出かけたくなる」って、いいえて妙ですね。
名言頂きました。
年齢的にも下の廊下は今回が最後と思っていましたが
下山後、次第に懐かしく感じてきております
いづれにしても泊りがけの山旅は楽しいもので、次はいつ出かけられるか我ながら楽しみです
眺める三の窓の雪渓は相変わらず美しい。
仙人池からの裏劔の眺望が得られなかったのは至極残念です。
雲切新道の激降り、10年前、私が降ったときは
阿曽原小屋のSaさん達が苦労して切り拓いたばかりの新道でした。
高熱隧道、志合谷、大太鼓なども変わらぬ風情です。
黒四ダムから欅平まで 下の廊下と水平歩道と繋ぐことができ、
感無量のことと拝察します。
下山してゆっくり寛がれた黒薙の湯をみて
まだ若かった頃、母と妻を伴い訪れた欅平の
名剣温泉や祖母谷の湯なども思い出しました。
よき山歩きが続きますよう願っております。
今年の泊りがけの山旅は、北海道、東北へ2度、今回といずれも天候に恵まれませんでした
最近、趣味はと聞かれれば山歩きではなく、ドライブ観光と答える有様です
しかし、友と行ったこれらの旅は何れも楽しい思い出となっております
あと何年山歩きが出来るか解りませんが、体力維持に努め、四季折々天候にあった山旅を続けたいと思っております
また、俄歩人様の記録も参考に次の山旅を計画したいと思っております