6/23(火)、落石ネイチャークルーズの続きです。
この時期、このクルーズの目玉はなんと言っても赤い嘴の綺麗なエトピリカです、ガイドさんも船長と協力して広範囲に探索してくれました。出港してからほぼ1時間半を過ぎた、10時23分頃、3羽が重なり合うように飛んで行くのが見つかりました。
しばらく追いましたが、視界から消えてしまいました。およそ20分経過し、帰港の時間が迫る10時44分頃、やっと海面に浮かぶ姿が捉えられました。最初1羽だけでしたが、海面から飛び出すシーンも見られました。その後、2羽が寄り添って泳ぐ姿も見られおよそ5~6分の短い時間でしたが、繁殖羽の特徴の赤い嘴や眼から後ろにたなびく黄金色の冠羽もはっきりと見ることができ、当初の目的は小生としては充分叶いました。
この日の午後は、予定どおり、霧多布岬→アゼチの岬→霧多布湿原センター→霧多布湿原ナショナルトラストと巡りましたが、生憎の雨で、収穫は全く無く(というか大目標のエトピリカに出会え、あまり熱心に探索する意欲が沸きませんでした。)、風景の写真もありません。
明日も、保険と思っていたこの落石ネイチャークルーズに乗船です、皆さんの尽きない欲望に脱帽しました。
エトピリカ(花魁鳥、花魁鴨、学名:Lunda cirrhata、英名:Tufted Puffin、科属:ウミスズメ科エトピリカ属、体長:39cm、時期:留鳥)
アイヌ語でエトは「嘴」、ピリカは「美しい」。その名のとおり、嘴はきれいな赤色。
雌雄同色。繁殖期には雌雄ともに顔の羽毛が白くなり、眼の上から後方に黄白色の房のような長い飾り羽が生える。上嘴のつけ根に近いほうの3分の1は暗黄緑色、それより先端までは鮮やかな赤橙色になる。漢字名はこの派手な姿による。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 68頁)
撮影機材:カメラ:Nikon D7200
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
撮影日時:2015年06月23日10:23~
撮影場所:北海道根室市、落石ネイチャークルーズ
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
道東探鳥ツアー9日目、エトピリカ(落石ネイチャークルーズ)
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