日々感ずることを、徒然に書いています。ご笑覧あれかし。

言葉というもの、非常に興味があります。

恵方巻き

2022-02-07 00:25:59 | ちょっとした出来事

皆さん、2月3日の節分に、この頃、「恵方巻き」を食べる習慣があるのはご存知ですよね。

恵方巻きというのは、この時に食べる太巻き寿司のことです。これを、その年の「恵方」に向かって、切らずに一気に食べると、「ご利益」があるというのです。

昔、こういうものはありませんでしたから、これは、どうやら、大阪あたりの寿司屋が、売り込みのために考え出した、苦肉の策だと思いますよ、私。

なんでも、昔、大阪の色街で、行われていた風習を、したたかな難波の商売人が、「これは、金になるわい」というわけで、売り出したのだと思います。

でも、第一、下品ではありませんか。
天皇陛下、こんなん、しやはらへん、おそらく。

その「いわれ」をここでご披露しますと、紳士淑女の皆様方は、顔を赤らめられて、私、顰蹙を買うと思いますので、控えることにいたします。また、寿司屋からも、苦情がくることでしょうし、。

流行っているからといって、どんなものでも、見境なく、真似することはありません。

そして、最後に、苦肉の策の極めつきとでもいうのがあるんです。

毎月22日は、「苺ショートケーキ」を食べる日だというのです。

なんでも、ペコちゃんの不二家が開発したものらしいのですが、不二家の社員、社長からこんなハッパをかけられたのではないでしょうか。

「ええ、我が不二家は、実に長い歴史を誇るが、この頃、売り上げが、目に見えて落ちておる。そこで、諸君のお知恵を借りたいんだが、何か、爆発的な人気商品になるようなものを、考えてみてくれんかな。我が社の命運は、ひとえに君たちの双肩にかかっておる、。」

そこで、社員の一人が、こんなのを思いつきました。

日本のカレンダーで、各月ごと、一週間づつ横書きになっているものを思い浮かべてください。すると、15(イチゴ)の真下には必ず22が来ますね。それを一緒にして、ケーキに見立てますと、苺ショートケーキに見えるというのです。
そこで、22日は、「苺ショートケーキを食べる日」。

なんとも、馬鹿らしいといえば、馬鹿らしい話ですが、私がもし不二家の社員だったとしたら、私だって、これくらいのでっち上げはすることと思いますよ。何しろ、生活かかってますからねえ。

でも、これは、さすがに広まりませんでした。
牽強付会すぎる。

小さな子供をお持ちの、お父様、お母様方に御忠告です。

夢夢、恵方巻きはともかく、苺ショートケーキのことは、子供さん達に知らせられませんように。

何しろ、こういう、抜け目のない商売人たちは、まず、子供にこそ取り入ろうとしているのですから、。


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1 コメント

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Unknown (1950nyanko)
2022-02-07 17:20:39
僕は恵方巻を食べたことがありません。
日本で広がったのには理由があります。
夕飯のおかずを考えなくていい、買ってくればいい。と言う主婦・主夫・独り者の「手抜き」できるという考えがあったからです。
広がるには「安い」か「楽」かですかね。
なんだか嫌になります。
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