日々感ずることを、徒然に書いています。ご笑覧あれかし。

言葉というもの、非常に興味があります。

英国のスポーツ

2021-10-14 07:14:46 | 日記

いつも、日本の春、ゴールデンウイークの時期には、TVで、スヌーカーの「世界選手権」を観る。

スヌーカーというのは、日本人には馴染みが薄いと思う。しかし、英国では、非常に人気のある、室内競技である

玉突きの一種で、テーブルの上には、最初、赤15個、それから、黄、緑、褐色、青、ピンク、黒の玉が1個ずつあり、それらを白のキュー玉で突いて、6つあるポケットの何れかに入れるというもの。玉を入れ損ねたら、または、反則したら、選手交代。

ただし、順序があり、まず赤、そして他の色の玉を入れる。ポケットに入れると、赤は返って来ないが、他の色の玉は赤がテーブルに残っている限り、ポケットから定位置に返ってくる。得点は、赤1、黄2、緑3、褐色4、青5、ピンク6、そして黒7。だから選手は、できるだけ価値の高い玉を狙う。スヌーカーの最高得点は147。赤1+黒7を15回。そして、残りの色を順序通り、全てポケットの入れる。公式戦で、たまにそういう場面にお目にかかれる。

非常に高度な駆け引きがあり、プロのプレーヤーの技術たるや、まさに瞠目もの。

スヌーカーのいいところは、プレーヤーが全て、紳士的であること。レフリーの判断は公正で、主観の入りようがない。

またレフリーが見落とした、選手の反則は、その選手自身が「反則しました」と認める。いくら勝負のかかった大事な場面においてもである。これは実に気持ちがいい。

そして、相手のプレーヤーが、非常に素晴らしいプレーをした時は、テーブルの縁を叩いて、褒め讃える。これも実に美しい。

この大会、世界選手権と銘打っているが、実際のところは、英国人がほとんど。後は精々、アイルランドかオーストラリア。しかし、この頃は、中国の台頭が目覚ましく、今年の選手権にも4人名前を連ねている。いずれ、この世界選手権を中国人が取るに違いない。また、タイ人にも、いいのがいる。

私贔屓のプレイヤーがいる。ロニーオサリヴァン(Ronnie O'Sullivan)。45歳。稀に見る天才肌のプレイヤーで、小さい時から、よく知られていた。彼がプレイしているところ見ると、実に美しく、また速いので、気持ちがいい。惚れ惚れする。ただ、精神面に問題があり、逆境に弱い、特にリードされている時。この世界選手権を6回取っているが、歴代一位ではない。この弱点さえなければ、10回くらい優勝していてもおかしくはない。

そして、今年も、もう負けてしまった。2回戦で、13:12。最後のフレームで負けた。彼にはもう一度勝って、歴代一位になってほしい。

このスヌーカーをTVで観るにつけ、思うことは、英国人がよく観るスポーツの数が実に多いこと。多岐にわたって広範なこと。

フットボール、ラグビー、ホッケー、スヌーカー、テニス、卓球、陸上競技、水泳、体操、クリケット、ボウルズ、ダーツ、ゴルフ、ボート、ヨット、カヌー、自転車、自動車、バイク、競馬、馬場馬術、フィギュアースケート、、。

ざっと、挙げただけでもこれだけある。私、この大抵のものに興味があるが、クリケットと、モーターレイス(自動車)、ヨット、馬場馬術などというのは観ない。特にクリケット。どこが面白いのかわからない。

私、国民の関心が、これほど多岐にわたっているというのは、実にいいことだと思う。英国人は、従って、あまり「キーッ」とならない(唯一の例外は、フットボール?)。

国民のほとんどが、例えば、野球ばかりに熱中しているとすると、困るのではないであろうか。もっと言えば、危険なのでは、。

まあ、英国では、スポーツを大いに奨励するからのことであろう。大学に入る前の学校では、生徒、何らかのスポーツをやらされる。

この国では、従って、体育の先生になりたいという人が多い。



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