今回はハイジさん(ブログ)からお誘いがあり、北都留三山縦走を計画した。彼と歩くのは昨年10月の四尾連湖から精進湖の縦走以来だが、今回もロングコースだ。
過去レポを検索すると、一緒に歩いたBOOさんのお陰でH26年5月にと7:10猿橋駅→百蔵山→扇山→権現山→17:01用竹バス停でロングコースを達成したのだが、10時間かかっている。
今回ハイジさんは沼津から来るので、それ程早朝にはスタートできない。そこで、車2台を使ったプランを考え、ハイジさんとやり取りして、YAMAPの登山計画を以下のように作ってみた。
大月総合グラウンドにハイジ車をデポし、のぞむ車で浅川入口バス停付近まで移動。
8:00出発、8:55浅川峠→10:30権現山→11:45浅川峠→12:45扇山→15:10百蔵山→16:35大月総合グラウンドというもの。これが合計8時間半。
数日前まで雨予報だったが、金曜夕方の時点で曇りマークのみになった。天候はイマイチだが、26日土曜の決行を決めた。
前日は21時過ぎにベッドへ。アラームは4時にセットしていたが、3時半頃尿意で眼が覚めたので、そのまま動き出すことにした。
プレ金ナイトを聴きながら洗濯物を干しているうちに便意もやってきた。朝食と順序は違うがまぁイイ、5時少し前に出発。
日の出前だが予報通りに曇り空で星は見えない。徐々に明るくなってきても曇り空のままでテンションの上がらない運転だった。
ハイジさんとの待ち合わせは大月総合グラウンド7:30、前日の時点では中央道を大月まで使うつもりだったが、時間に余裕があるの手前の上野原から下道へ。最初のセブンでトイレ休憩の後、タイムフリーで荻上チキsessionのニュース座談会を聴くことにした。
20号を宮下橋で右折。いつもは歩いていた道を車で進むのは不思議な感じだった。結構踏み込まないといけない急登を進んで、大月総合グラウンドに着いたのは6:35。先客は3台程だが、登山者のものでは無かった。ハイジさんに連絡を入れ、助手席を座れるように荷物を動かし、ザックの中を整理した。勿論今回はザックを忘れずに持ってきた。
百蔵山に向かう様子の夫婦ハイカーが通り過ぎた頃、7:05にハイジ車が到着した。
ハイジさんが山の準備を済ませた後、ナビに入力しておいた浅川集会所を目指して出発。
数分間県道505号を進み、国道139号へ出て、県道511号へ。道幅が狭く、3,4台と出会ったがそのたびにタントを左に寄せて待つことにした。このような道を延々と進んだ。これが下地図のようにホントに遠かった。浅川集落の一番奥に行くと、道路は行き止まりになり、バス停があった。大月駅からのバスを使う客は殆どいないことが予想できた。
舗装道には「バス転回所・駐停車しないでください」と表示があったので、未舗装の林道へ少し入ってみたが、これがまたスゴイ凸凹。無理するのは怖かったので、ハイジさんに後ろ側を見てもらい、端に寄せて停めることにした。数分後に軽トラのオジーチャンが通りがかり、ハイジさんがここに停めても大丈夫かと尋ねると「あ~大丈夫だよ」との返事。
ハイジさんに車外で待ってもらい、車内でタイツまで履き替えて、準備OK。
今日は曇り空で遠望はムリだ。デジイチは置いていくことにした。
体操して、YAMAP記録を作動させて7:50に出発!
数分歩くとやや広い場所があり、そこに白い乗用車が1台停まっていた。ここまで来ることも出来たのかと思ったが、わずか数分の為にタントに無理はさせたくない。
7:57 「ほら、面白い形の木だね」
その木を撮影するハイジさんを撮ってみた('◇')ゞ
タイミングはあやふやだが、巨人ファンのハイジさんに「日ハムと日本シリーズやりたかったですね」と話しかけてみた。
「いや、今回のことはともかくオレは元々CSには反対なんだ。だってそれまでのリーグ戦が台無しじゃないか。アメリカみたいにもっとチームがあればね・・・」
あ、この話しはマズかったかな(^_^;)
一応大月市の指導標は立っていた。
つまらないが登り易い道をひたすら進む。相変わらず私が歩くのが遅いため、ハイジさんの背中の写真が多い。時々待ってもらうことを繰り返した。歩き出しは少し肌寒い位だったので、ウィンドブレーカーを着ていたが、ここの登りで背中の汗はエライことになっていた。
木の幹にテープが巻かれていた。保護しているのかな。
8:31 浅川峠
ここでハイジさんから提案をもらった。
「これから権現山まで登ってここまで戻ってきたら3時間くらいだよね。そうなると扇山へ行く元気がなくなって、さっきの道を引き返すことになっちゃいそうだ。それなら今日は権現山は止めて扇山へ行かないか?」
これは嬉しかった。歩き出しから既に遅れ始めていたし、この先の超急登を超えて権現山まで行くのはきつすぎるかなと思っていたからだ。勿論OKの返事をした。ちなみに昨年4月は浅川峠から権現山まで1時間半かかっていた。
ドリンク休憩の後、ウィンドブレーカーを脱いで、扇山を目指してリスタート(8:37)
ハイジさんが曽倉山の山名板を見つけた。その数m先にもう一つ。昨年4月もここで撮っているが、アノ時は扇山から下って来たので見え方が全然違う。新鮮だった。
曽倉山の少し先でトレラン風の男性に出会った。そういえば浅川峠付近でも彼と挨拶した。ハイジさんが尋ねたところ、先ほどの白い車の持ち主だった。彼は権現山をピストンし、今度は扇山をピストンして降りて来たということだ。「きっと彼もYAMAPをやっていて平均ペースが200%とか出ちゃう人ですね」なんてテキトーなことを言ってみたりした。
ハイジさんがカラフルなキノコを見つけた。
その後も何度かキノコを見つけては撮影するハイジさん。blogのネタにするそうだ。
超急登! 昨年5月はここを下りたわけだ。権現山への急登は覚えていたが、ここの傾斜は忘れていた。また、湿った土で滑り易く踏ん張りが効かない。こんなにキツカッタかな~(^_^;)
YAMAP地図から
お、上が見えた♪
9:33 扇山 先客は一人。その後3,4人が到着した。
最初はポケット三脚にセルフタイマーで撮ろうとしたが、上手くいかない。このコンデジは最近動作がおかしい(+_+)
丁度到着したばかりのソロ男性にシャッターをお願いした。背景はコンデジの映りもあるが、そもそも何~んも見えていなかった。
まだ9時半過ぎだが、この先は長い。ここでカップ麺タイムにすることをお願いした。先程の急登で力が入らないのは空腹もあったから・・・と言い訳もしたみた(^^;
「前回の横尾山で今シーズン初のカップ麺タイムの筈だったのですが、ザックを忘れたのでできなかったんですよ」「そんなことが有ったの? オレは登山靴を忘れたことは有ったけど、ザックは無いな~」
なんてやり取りの後、お湯を沸かし始めて数分も立たない内に、目の前でコッフェルが傾いた。幸いそれ程熱くなっていなかったので、バーナーの火を止めて、もっとしっかりした所に移した。最初に置いた所は不安定だったようだ。いやいや、丁度見ていた所で良かった。久しぶりだとこういうこともやらかすのか・・・いや何年この趣味をやっているんだって自分でツッコミを入れたくなるよね。
今日のカップ麺は府中のSVで特価だったこれ。消費期限は9月だったが、問題なし。カップヌードルのシリーズは外れが無い、これも美味しかった~
ノンビリカップ麺を食べている頃、別のグループ、ソロ男性(多分)が到着した。こんな曇り空の日でも、人気の山頂なんだと改めて思った。
10:12 百蔵山へ向けてリスタート
大久保山のコルまでほんの数分なのだが、この付近も滑り易い。こけない様に慎重に進んだ。
大久保山のコルから緩く登り返して大久保山の山頂へ。
「これを作ったのはさっきの曽倉山と同じ人だね」「なるほど、よく覚えていましたね」
そこからが急下りの始まりだ。
前回はステッキが無かったので、信州峠までの下りが結構大変だったが、今日はちゃんと手元にある。ホント、安心感が違う。
「転ばぬ先の杖だね」「上手いこと言いますね~」
このコースは百蔵山を先にして扇山へ登ってくる人の方が多いように思う。出会った人は十人程に対して、追い越された人は2人だけだったかな。
下りは終わり、しばらくは小さなアップダウンはあるものの概ね横移動が続く。宮谷集落への分岐ベンチで一休みしたかったが、ハイジさんは先へ・・・(^_^;)
「百蔵山への登りはまだか~い」「このやせ尾根の少し先です」
と答えてから10分後、「そうそう、この表示からが本番です」
〇うか〇さんから「またやってるよ」とツッコミが入りそう(^_^;)
今回もここの登りはホントにキツかった。そういえばと過去レポを調べると、前回ここを登ったのはR2年12月、そこには
レポを作りながらふりかえれば、わずか20分の登りだった。それなのにこのヘロヘロ感はどうしたことか、嗚呼
とあった。(^_^;)
やや傾斜が緩んだ。これで一安心だ
YAMAP地図から
登り切った東ルートとの分岐でハイジさんは待っていた。いや、その前にも数回待ってもらっていたかな。
「オレはここを下りたことしかなかった。こんなに短かったかな」と余裕のコメント。
ここを何度も登っていた経験者ののぞむとは毎回キツイと思うだけなのだが、全国各地の急登をこなしてきたハイジさんには楽勝だったようだ。
数十m移動して百蔵山山頂へ(12:10)
十数人のグループなどが休憩中。
レジャーシートを敷いて、今度は地面がしっかりした所を探し、お湯を沸かしてドリップコーヒータイム♪
「のぞむさんは優雅だね~」ハイジさんはコーヒーを飲まないそうだ。
「私はコーヒーが無いと暮らせないんです。職場の机にもドリップコーヒーが常備されていますよ。山で飲むとまた美味しいんです」
わずかに風が出て、南側の山が見えてきた。扇山よりはマシだったが、展望はほぼダメ。こんな日でも賑わう百蔵山はやはり人気の山頂なのだ。
ここでハイジさんがスマホをチェック。ワールドシリーズはヤンキースが3-2でリードしているとのこと。
「これでドジャースが勝ったら嬉しいですが、全部夢が叶っちゃうともったいないですね」
ちなみに結果はフリーマンの満塁HRでサヨナラ勝ち(FOXのX)
12:44 リスタート
今度はお花を見つけたようだ。
「可愛いお花ですね。何を撮っているんですか」「センブリだよ」
「今年の夏は暑すぎてあっという間に秋が来て、お花をあまり撮れなかった気がします」
その後はとても歩きやすい登山道を進み、第一富士見ポイントへ(13:12)
「ここからの富士がお気に入りなんです。今日はダメですが」
その後は特に撮りたい絵もないままに先へ。
「ここの水も美味しいですよ~。猿橋駅から来るときはここでカモノハシに水を入れていきます」顔を洗って、ここの水もゴクリ。今日も美味しかった~♪
ハイジさんは見ているだけだったけど。
和田美術館の脇を通過して数分、トトロの広場の脇へ。団体さんが休憩中だった。
「YAMAPのレポに上がっていました。ちょっと寄って行きませんか」
「前回(R3年12月)来た時は無かったと思います。良く出来ていますね~」
総合グラウンドにはハイジ車が停まっているだけだった。
13:58 ゴール! 「ここから疲れた足で猿橋駅までが遠いんですよ。今日はイイですね」
ハイジ車に乗って今朝と同じ道を20分弱走った。
「今朝はのぞむさんに乗せてもらったけど、こんなに遠かったっけ」
「助手席にいると間隔が分かりませんよね。でも、結構かかりますね」
舗装道の終点で下ろしてもらったが、さらにはサンダル履きのまま数mついてきてくれた。
「ちゃんとタントは停まっているね。良かった♪」
「いやぁ、無かったら大変ですよ。今日はありがとうございました」
「いや、こちらこそ。また遊んでね♪」
14:23
タントの中で着替え、139号まで往路を戻った。そして路肩が広く、Softbankでも大丈夫と思われるところへハザードを出して停まった。
ナビで帰宅までの時間を調べると一般道では17:50、高速優先では15:55。高速料金をケチって下道で帰ると疲れもあり、コンビニ寝をとるなどしてもっと遅くなるだろう。それに土日でやるべきことがまだある。え~い、time is money だ。高速を使おう!
タイムフリーで田村淳ニュースクラブを聴きながらリスタート。大月ICから中央道へ。
藤野PAでトイレ休憩をとったが、幸い小仏渋滞も無く、一気に八王子、国立府中へ。府中市内が混んでいたものの、16:20に帰宅。
当初は北都留三山の筈が、二山になりましたが、お陰でこの時間に帰ることが出来たと言えるでしょう。曇天でも十分に楽しめました。ハイジさんのお陰です。ありがとうございました。
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