徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

健在なり!日本人のこころ!

2018-07-22 19:27:05 | 時事
 僕の甥は現在、玉名市役所から熊本地震で甚大な被害を被った益城町役場へ派遣されている。被災者への助成金の給付などの仕事に従事しているらしい。先日、こんなことがあったそうだ。地震発生以来、被災者用の仮設住宅に暮らしていた一人の老婦人が、古里である益城町へ戻ることになった。益城町では転居費用助成事業として一律10万円が助成されることになっており、その助成金を僕の甥が、その老婦人の口座へ振り込んだ。ところが、翌日、その老婦人はその10万円を持って町役場の窓口に現れ、このお金をこの度の豪雨災害被災者への義援金として使ってほしいと申し出られたという。その婦人が言われるには「熊本地震では、多くの方々にご支援をいただいた。少しでもそのお返しがしたい」と。これから自分自身の生活再建も出費多端が予想されるにもかかわらず、なんと奇特なお心の持主なのだろうと、町役場の職員一同感心しきりだったそうだ。恩義に報い、他人を思いやる日本人の心はいまだ廃れていない!そう強く感じたエピソードだった。


益城町を流れる秋津川


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