大河ドラマ「八重の桜」に、もうやがて登場すると思われるのが八重(綾瀬はるか)の兄、山本覚馬(西島秀俊)の後妻となる小田時栄(谷村美月)だ。そして二人の間に生まれる娘が、後に徳冨蘆花が恋する久栄である。久栄は徳冨蘆花の自伝小説「黒い眼と茶色の目」のヒロインのモデルとなった。蘆花と久栄の恋は結局実らないのだが、そこには新島襄や八重が絡んでくることになる。
熊本近代文学館では徳冨蘆花の「黒い眼と茶色の目」にちなんだ特別展を開いている。興味のある方はぜひどうぞ。
それはさておき、徳冨蘆花の「船場(洗馬)川」という詩がある。蘆花がかつて船場町にあった旅館研屋に泊まった際に詠んだ詞だが、この詩に、長唄三味線の今藤珠美(大和久子)さんが曲をつけ、大和楽「船場川」としてリリースされている。この曲は舞踊曲としても使われている。
明治初期の洗馬橋付近
現在の洗馬橋付近(同じ場所)
徳冨蘆花は文林堂を訪れたことがあり、晩年の自伝的小説「富士」には文林堂が登場する。文林堂の外壁には詩碑が設置されている。
▼大和楽「船場川」
作詞:徳富蘆花 作曲:大和久子 作調:藤舎千穂
※試聴
熊本近代文学館では徳冨蘆花の「黒い眼と茶色の目」にちなんだ特別展を開いている。興味のある方はぜひどうぞ。
それはさておき、徳冨蘆花の「船場(洗馬)川」という詩がある。蘆花がかつて船場町にあった旅館研屋に泊まった際に詠んだ詞だが、この詩に、長唄三味線の今藤珠美(大和久子)さんが曲をつけ、大和楽「船場川」としてリリースされている。この曲は舞踊曲としても使われている。
明治初期の洗馬橋付近
現在の洗馬橋付近(同じ場所)
徳冨蘆花は文林堂を訪れたことがあり、晩年の自伝的小説「富士」には文林堂が登場する。文林堂の外壁には詩碑が設置されている。
▼大和楽「船場川」
作詞:徳富蘆花 作曲:大和久子 作調:藤舎千穂
※試聴
洗馬川
町うらつゞき
きさらぎの
雨降り来れば
紅白の梅はしたゞり
柳はけぶる
川面に立つや
雨脚の
それよりしげき
おもひでの
うれし うれし
ふるさとの雨
町うらつゞき
きさらぎの
雨降り来れば
紅白の梅はしたゞり
柳はけぶる
川面に立つや
雨脚の
それよりしげき
おもひでの
うれし うれし
ふるさとの雨
大正壬戌二月 研屋樓上即事 徳冨健次郎
熊本・蘆花の会ホームページ参照
熊本・蘆花の会ホームページ参照