徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

盆の入り

2021-07-11 20:38:31 | 日本文化
 今日は早朝から家内と立田山のわが家の墓へ墓掃除と墓参りに行った。3月に他界した弟の初盆なので例年とはちょっと違う感慨がわく。盆の入りは普通7月13日とされているが、昔は11日から始まっていたようだ。

 柳田国男の「歳時習俗語彙」を読むと7月11日を信州では盆の花取日としている土地が多いという。早朝から山に出かけていろいろな盆花を採って来るが、精霊はこの花とともに家に来るものと考えられていたという。また、盆花には必ずなくてはならぬという一・二種の花があり、肥後玉名郡などでは盆花は桔梗と女郎花の二種と決まっていたとも書かれている。

 盆明けには賑やかに精霊流しをして送ってやりたいと思っていたが、熊本地震前まで熊本城長塀前の坪井川で行われていた精霊流しは今年も行われないようで残念だ。

▼熊本城城下町精霊流し(2014.7.15)


   ▼流れ灯(長崎の精霊流し風景を唄ったもの)


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