2005年に熊本の伝統文化と坪井川舟運の復活を目的として始まった「熊本城坪井川園遊会」は今年で20回目を迎えるという。
かつて坪井川の舟運は城下町物流の大動脈だった。下流の高橋港には島原、筑後、柳川、天草、八代、芦北などや大坂、鹿児島、長崎からも荷船が入った。これらの貨物は、高橋平田船で坪井川を上り下りしたが、明治以降、鉄道の開通で舟運の時代が終わった。
このイベントを始めた当初試行された坪井川での遊船の運行も、本格的にやるためには川の浚渫に多額の費用がかかることがわかり、現時点ではペンディングとなっているようだ。
また、坪井川は流域の二本木町、古町、新町などの花街が栄えた。それは維新後、熊本は鎮台が置かれた軍都であり、五高に代表される九州の学都でもあり、かつまた国の機関が集中していたからであり、「唄に踊りの芸どころ」とも謳われたお座敷文化が盛んな地だった。この熊本特有の伝統文化を守り次代へ伝承していくことはとても重要なことだと思う。
▼第20回熊本城坪井川園遊会「秋の宴」
10月12日(土)~14日(月・祝)
城彩苑および城下一帯
2011年から始まった「くまもと花魁道中」(城彩苑)
城彩苑の親水空間ステージでは郷土芸能や花魁道中の地方演奏が行われる。
かつて坪井川の舟運は城下町物流の大動脈だった。下流の高橋港には島原、筑後、柳川、天草、八代、芦北などや大坂、鹿児島、長崎からも荷船が入った。これらの貨物は、高橋平田船で坪井川を上り下りしたが、明治以降、鉄道の開通で舟運の時代が終わった。
このイベントを始めた当初試行された坪井川での遊船の運行も、本格的にやるためには川の浚渫に多額の費用がかかることがわかり、現時点ではペンディングとなっているようだ。
また、坪井川は流域の二本木町、古町、新町などの花街が栄えた。それは維新後、熊本は鎮台が置かれた軍都であり、五高に代表される九州の学都でもあり、かつまた国の機関が集中していたからであり、「唄に踊りの芸どころ」とも謳われたお座敷文化が盛んな地だった。この熊本特有の伝統文化を守り次代へ伝承していくことはとても重要なことだと思う。
▼第20回熊本城坪井川園遊会「秋の宴」
10月12日(土)~14日(月・祝)
城彩苑および城下一帯
2011年から始まった「くまもと花魁道中」(城彩苑)
城彩苑の親水空間ステージでは郷土芸能や花魁道中の地方演奏が行われる。
熊本地震前には熊本城長塀前に特設ステージが設けられることもあった。
花魁道中ってFUSAさんのブログかテレビでしか見たことないものですから(笑)。
足運びも相当練習を積んでしょうね。
>遊船の運行も、本格的にやるためには川の浚渫に多額の費用がかかることがわかり、現時点ではペンディングとなっているようだ。
行政からの予算はつかないのでしょうか?
商店連合会などで拠出するには負担が大きすぎますかね。
>・・・軍都であり、五高に代表される九州の学都でもあり、かつまた国の機関が集中していたからであり、「唄に踊りの芸どころ」とも謳われたお座敷文化が盛んな地だった。
確かNHK九州総局もあったんではなかったですかね?
>城彩苑の親水空間ステージでは郷土芸能や花魁道中の地方演奏が行われる。
粋ですね~!
有難うございました。
オーディションで選ばれた花魁要員は事前の訓練が結構大変なようです。花魁下駄は高さが10㌢以上あって不安定ですし、外八文字の歩き方、肩を貸す妓夫との連携など。また熊本は地毛を基本としていますので髪結いさんも大変です。
舟運再生は浚渫の問題もありますが、長期的な活用の展望の問題があると思います。
昭和3年に九州初の放送局として熊本放送局(現NHK熊本放送局)が開局しました。
お座敷文化といっても、一般市民はなかなか触れる機会はありませんので、こういう誰でも見ることができるイベントはとても貴重だと思います。