出産後、すぐにお母さんが赤ちゃんを抱きしめ胸に抱っこして、多くの産院や病院がカンガルーケアをしてくれるようになりました。
しかし、安易に行っていると事故(赤ちゃんを落としたり)や、急変に気がつかず、とんでもないことが起こってしまったことがテレビで警鐘されました。
カンガルーケアはとてもよいことなのですが、そばに必ず医療者が見守りしっかり観察して、立ち会っている家族が、一緒に赤ちゃんを支えて(お母さんが抱っこしている間)、離れてはいけない。
私も娘のお産は、立ち会ってカンガルーケアをしました。下の孫が生まれたときは、ちょっとチアノーゼがあったので、呼吸が落ち着くまで、酸素を入れたり、ウォーマーで身体を温めたりしてもらい、落ち着いたことを確認してから、抱っこして(もちろん、付きっきりでベットサイドに立っていました)
上の孫の時は、チアノーゼもなく、呼吸も安定しているし、ギャーぎゃー泣いていたけれど、母親の胸に抱かれたときすぐに落ち着いた顔をして、幸せなひと時を過ごしました。
生まれたばかりの赤ちゃんは、しっかりと呼吸が安定していることを確認することが大事ですので、医師、または慣れた助産師がそばにいることが前提ですね。
もちろん、赤ちゃんを抱っこしているお母さんのそばで、(お母さんが赤ちゃんを落としてはいけませんので)、家族のサポートがあれば良いと思います。
普通のベットとは違って分娩ベットは狭いので、その点も含めて、注意しながら行ってくださいね。
家族の立会いということは、単に生まれた瞬間をただ見るということだけではなく、ママのメッセンジャー役になることに徹すること。
夫はママの目線になり行動すること。
そうすることも医療事故を防げることにつながります。大きな役割があるのです。