コメント
夢夢夢
(
ペーチャ
)
2009-05-12 22:37:53
「マカールの夢」はぼくも好きな話です。なんかこう、たまらない気持ちになってくる小説ですよね。
夢が題材の小説って本当にたくさんありますよね。有名なのを挙げても仕方ないですが、『真夏の世の夢』しかり、ボルヘス『夢の本』、シュニッツラー「夢小説」、ノディエ「スマラ」、『クリスマス・キャロル』、ネルヴァル『オーレリア』、国書刊行会のアンソロジー『書物の王国 夢』など、たくさんありますよね。
ロシア文学だと、いま思いつくものとしてはクズミーン「フロルスと賊と」(森鴎外『諸国物語』下、所収)、ツルゲーネフ「夢」(『ロシア神秘小説集』所収)。
あとたぶんもうお読みだと思いますが、小川未明「野ばら」と、余りにも有名な児童文学の名作、浜田広助「むく鳥のゆめ」は個人的に好きです。「野ばら」は夢が主体の話ではありませんが、それが効果的に使われてますよね。ちなみにこれ、アニメ化されていることはご存知でしょうか。瀬戸物を使った人形アニメが存在します。かなり綺麗なアニメーションです。
少しマイナーなのだとイスマイル・カダレ『夢宮殿』があります。夢が管理されている世界での物語。
そうだ、肝心なのを忘れてました。なんと言ってもパヴィチ『ハザール事典』です。これは「夢の狩人」の物語。もうお読みでしょうか。怪奇と幻想、ロマンティシズムの同居した、抜群におもしろい小説です。
あと、「あれは夢だったか」という語句が反復される箇所があったと記憶しているアンジェイェフスキ『天国の門』は、ぼくの中での10大小説の一つ。夢が題材ではないですが、なんとなく夢を見た後のような気分にさせてくれます。
『フランス幻想文学必携』には夢が題材のフランス小説がいくつか紹介されています。
『銀河鉄道の夜』は夢の話に分類できますが、それのアニメーションもなかなかいいです。あとアニメ版『ねこぢる草』も夢の話、だったと思います。これは見事な作品です。
人様のブログなのにこんなに書いてすみません。とりあえず今思いつくものを挙げてみました。一番のお薦めは『ハザール事典』です。でももうお読みかもしれないですね…
わーい!
(
ntmym
)
2009-05-12 23:25:11
ペーチャさん、ありがとうございます~!!
幸い(?)お教えいただいた作品は、ほとんど未読です!!
小川未明「野ばら」とノディエ「スマラ」は読んだかな……でもまったく内容を覚えてないからほとんど読んでないも同然です; シュニッツラーとネルヴァルは読もうと思いつつ、まだです。あとは初めて聞いた作品ばかりですね~~。面白そう♪ アンジェイェフスキは『灰とダイヤモンド』の人でしたっけ? 『天国の門』のほうがタイトル的には面白そう…!
「ハザール事典」はおそらく部分的に読んでるっぽいですね。『東欧怪談集』に入っていたような気がします。……でも忘れた!(私って……;)
『銀河鉄道の夜』はアニメ版のDVDを持っているのに、まだみてなくて。猫のやつですよね?『ねこじる草』って初めて聞きました。どういうのだろう。調べてみまっす!
いやはや、大変貴重な情報をありがとうございました~♪ 探して読んでみます(^^)
付け足し
(
ペーチャ
)
2009-05-13 23:32:57
たくさん書いてしまって、なんかごめんなさい。
漫画だとウィンザー・マッケイの『眠りの国のリトル・ニモ』(アニメもあり)や柊あおいの『ユメノ街 猫の男爵』なんかがありますよね。
ちなみに『銀河鉄道の夜』のアニメ版は猫ですが、『ねこぢる草』も猫です。可愛くもちょっと不気味なお話。なんかntmymさんは好きそうですね。
『雲のむこう、約束の場所』も夢、というか眠りの話でしたね。
ああ
(
manimani
)
2009-05-13 23:43:52
横レスですみませんが
夢といえば安部公房の『カンガルー・ノート』なんぞもいかがかなとふと思ふ。夢過ぎる!
『銀河鉄道の夜』アニメは、絶対ntmymさんが気に入るぞっていうステキなシーンがありますが、ナイショにしておきます。ふふふ。
すみません^^;
(
manimani
)
2009-05-13 23:46:53
横レスに付けたしになりますが、
一番書きたかった事を書き忘れてしまい^^;
ボケておりますが・・・
鈴木清順の映画『ツィゴイネルワイゼン』はご覧になってますか?ますよね?ですよね?内田百ですし。。
おお!
(
ntmym
)
2009-05-14 06:21:53
夢、いっぱいありますね! わくわく(^^)
*ペーチャさん
『リトル・ニモ』、面白そうですね。それに、柊あおい、銀河鉄道の夜、ねこぢる草……猫づくし。うふふふ。たしかに、いかにも私の好きそうな感じです。
『雲のむこう』を観れば、新海さんのはだいたい観たことになるのかな。観なくては!
*manimaniさん
『カンガルーノート』! あー、あれは夢ですね! なんていうか、悪夢~~(^^;) うんうん、確かに面白いです。『銀河鉄道の夜』は早く観なきゃですね。いや、手元にあるんですけどね…;
あ、『ツィゴイネルワイゼン』は百先生のだという話を聞いたことがあったので、いつか観ようと思って、そのまま忘れていました……; 思い出させていただいて、ありがとうございます!
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夢が題材の小説って本当にたくさんありますよね。有名なのを挙げても仕方ないですが、『真夏の世の夢』しかり、ボルヘス『夢の本』、シュニッツラー「夢小説」、ノディエ「スマラ」、『クリスマス・キャロル』、ネルヴァル『オーレリア』、国書刊行会のアンソロジー『書物の王国 夢』など、たくさんありますよね。
ロシア文学だと、いま思いつくものとしてはクズミーン「フロルスと賊と」(森鴎外『諸国物語』下、所収)、ツルゲーネフ「夢」(『ロシア神秘小説集』所収)。
あとたぶんもうお読みだと思いますが、小川未明「野ばら」と、余りにも有名な児童文学の名作、浜田広助「むく鳥のゆめ」は個人的に好きです。「野ばら」は夢が主体の話ではありませんが、それが効果的に使われてますよね。ちなみにこれ、アニメ化されていることはご存知でしょうか。瀬戸物を使った人形アニメが存在します。かなり綺麗なアニメーションです。
少しマイナーなのだとイスマイル・カダレ『夢宮殿』があります。夢が管理されている世界での物語。
そうだ、肝心なのを忘れてました。なんと言ってもパヴィチ『ハザール事典』です。これは「夢の狩人」の物語。もうお読みでしょうか。怪奇と幻想、ロマンティシズムの同居した、抜群におもしろい小説です。
あと、「あれは夢だったか」という語句が反復される箇所があったと記憶しているアンジェイェフスキ『天国の門』は、ぼくの中での10大小説の一つ。夢が題材ではないですが、なんとなく夢を見た後のような気分にさせてくれます。
『フランス幻想文学必携』には夢が題材のフランス小説がいくつか紹介されています。
『銀河鉄道の夜』は夢の話に分類できますが、それのアニメーションもなかなかいいです。あとアニメ版『ねこぢる草』も夢の話、だったと思います。これは見事な作品です。
人様のブログなのにこんなに書いてすみません。とりあえず今思いつくものを挙げてみました。一番のお薦めは『ハザール事典』です。でももうお読みかもしれないですね…
幸い(?)お教えいただいた作品は、ほとんど未読です!!
小川未明「野ばら」とノディエ「スマラ」は読んだかな……でもまったく内容を覚えてないからほとんど読んでないも同然です; シュニッツラーとネルヴァルは読もうと思いつつ、まだです。あとは初めて聞いた作品ばかりですね~~。面白そう♪ アンジェイェフスキは『灰とダイヤモンド』の人でしたっけ? 『天国の門』のほうがタイトル的には面白そう…!
「ハザール事典」はおそらく部分的に読んでるっぽいですね。『東欧怪談集』に入っていたような気がします。……でも忘れた!(私って……;)
『銀河鉄道の夜』はアニメ版のDVDを持っているのに、まだみてなくて。猫のやつですよね?『ねこじる草』って初めて聞きました。どういうのだろう。調べてみまっす!
いやはや、大変貴重な情報をありがとうございました~♪ 探して読んでみます(^^)
漫画だとウィンザー・マッケイの『眠りの国のリトル・ニモ』(アニメもあり)や柊あおいの『ユメノ街 猫の男爵』なんかがありますよね。
ちなみに『銀河鉄道の夜』のアニメ版は猫ですが、『ねこぢる草』も猫です。可愛くもちょっと不気味なお話。なんかntmymさんは好きそうですね。
『雲のむこう、約束の場所』も夢、というか眠りの話でしたね。
夢といえば安部公房の『カンガルー・ノート』なんぞもいかがかなとふと思ふ。夢過ぎる!
『銀河鉄道の夜』アニメは、絶対ntmymさんが気に入るぞっていうステキなシーンがありますが、ナイショにしておきます。ふふふ。
一番書きたかった事を書き忘れてしまい^^;
ボケておりますが・・・
鈴木清順の映画『ツィゴイネルワイゼン』はご覧になってますか?ますよね?ですよね?内田百ですし。。
*ペーチャさん
『リトル・ニモ』、面白そうですね。それに、柊あおい、銀河鉄道の夜、ねこぢる草……猫づくし。うふふふ。たしかに、いかにも私の好きそうな感じです。
『雲のむこう』を観れば、新海さんのはだいたい観たことになるのかな。観なくては!
*manimaniさん
『カンガルーノート』! あー、あれは夢ですね! なんていうか、悪夢~~(^^;) うんうん、確かに面白いです。『銀河鉄道の夜』は早く観なきゃですね。いや、手元にあるんですけどね…;
あ、『ツィゴイネルワイゼン』は百先生のだという話を聞いたことがあったので、いつか観ようと思って、そのまま忘れていました……; 思い出させていただいて、ありがとうございます!