コメント
ドストエフスキー
(
ペーチャ
)
2009-01-29 23:40:47
最近たびたびコメントしてしまってちょっと気恥ずかしいのですが…ドストエフスキーと聞いたらコメントしないわけにはいかないです!
真面目に感想を書くとかなり長くなってしまいそうなので手短かに。「おかしな人間の夢」はユートピア文学として有名ですよね。これはアレクサンドル・ペトロフがアニメーション化しています(「おかしな男の夢」)。
遠い将来、いつの日か人間たちはもっと賢くなっているはずだ、というノトさんのお考えは、まるでチェーホフの『三人姉妹』に出てくるヴェルシーニンの台詞を思い出させますね。文脈は違いますが、未来への希望を語る口吻は、どちらも感動的です。
ドストエフスキーはいいですよ。ぜんっぜん難しくないので、気軽に本をお取りになれば、と思います。その長編は、エンターテインメント的な要素と、いわゆる純文学的な要素が完全に混じり合った、大傑作です。おもしろい。深い。美しい。絶望であると同時に希望、醜悪であると同時に純粋、とにかく凄まじい文学です。
手短かと言いつつ長くなってしまいました。
どんどんお願いします(^^)
(
ntmym
)
2009-01-30 00:23:15
ペーチャさん、こんばんは!
遠慮なさらず、むしろどしどしコメントお願いします♪ ロシアにはまりかかっている私が、ロシア文学専門のペーチャさんとお知り合いになれたのは、幸運としか言えません! いろいろと教えていただけるとありがたいです~。よろしくお願いします!
ところで、「おかしな人間の夢」のアニメですが、私は冒頭だけ観たことがあるかも……。小説を読んでいて、最初の女の子が出てくるあたりにものすごい既視感がありました。どこで観たのかなーと思っていたのですが、それは全部観てみたいですね。
チェーホフも最近ようやく面白さが分かってきたところです。「三人姉妹」も手もとにあるのですが、未読。近いうちにぜひ読んでみたいと思います! 今のところでは「黒衣の僧」が面白かったですね。
ドストエフスキーは、いずれ読まなければならないと思いつつ、物語の長さにつまずいてなかなか手が出せません。私はどうも長編は苦手なんですよね; でも、けっこうスラスラと読んでしまえるから、そろそろ大丈夫かなと思えてきました。がんばります!
>絶望であると同時に希望、醜悪であると同時に純粋、とにかく凄まじい文学
私はそういうのが読みたいんですよね。世の中をそういうふうに切り取ってみせてくれる人を愛さずにはいられませんよね。
ロシア文学
(
ペーチャ
)
2009-01-30 23:58:25
ぼくは一通りロシア文学は読んでいるのですが、ちょうど読んでいないゾーン、ぼくにとっての空白部分を、ノトさんはお読みになっているようです。ストルガツキーとエレンブルクのことです。ですが『トラストDE』を去年入手したので、今年中には読みたいと思っています。
ぼくに何かお教えできるようなことがあれば、喜んでお力になりたいと思います。
チェーホフは好きな作家で、「ワーニャ伯父さん」は5種類の翻訳を持っているほどです(他にロシア語版も2冊所有)。ちょっとしたマニアですね…。チェーホフは短編作家ですので、ノトさんにとっても取り組みやすいかもしれませんね。ぼくはチェーホフに出会って、ロシア文学にのめり込みました。いいきっかけになる作家かもしれません。
ドストエフスキーは、腹を決めて、えいやっと読み始めれば、後は勝手に最後まで行ってしまうと思いますよ。エンターテインメント性が抜群ですので。恐るるに足らずです。健闘を祈ります!
わ~!
(
ntmym
)
2009-01-31 09:40:52
ですよね、思いきって読みはじめれば、勝手に最後までいけそうですよね、がんばります!!
チェーホフは、たしかに読みやすいし面白いです。とは言え、やはり有名どころはほとんど読んだことがないので、そろそろ取りかかりたいです。「ワーニャ伯父さん」は、ペーチャさんがそんなにはまっておられるということですから、面白そう!
お察しのように、私は何事においても主流からはじめることができないので、まずストルガツキーやエレンブルグ(正確には、ロシア文学の最初はザミャーチンの『われら』でしたが)から入ってしまいます; 幻想怪奇SFを好むせいもありますけど。
ちなみに『トラストDE』は私の大好きな作品です!
今頃
(
manimani
)
2009-02-03 22:10:08
今頃こっそりコメントしてしまいますが、この短編集、がぜん読みたくなりました!読書心わしづかみですね!
ドストさん長編ではワタシは「悪霊」がntmymさんっぽい気がしました。その次は「罪と罰」でしょうか。ほんとにうっかり読み始めたら徹夜もしかねないのがドストエフスキーの長編だと思います。ntmymさんのご感想が楽しみですね~~
おすすめです~
(
ntmym
)
2009-02-03 22:47:57
この本はたまたまブックオフで見つけて救出してきたのですが、それにしてもいきなり「後期短篇集」から読むあたりが私らしいですよね……ハハ!
でも、すっごく面白かったですよ~! おすすめです!
私には「悪霊」が良さそうですか。いいですね、タイトルからしてもうワナワナしますよね(^^) いつかは読みたいなーとは思ってたんですよね。徹夜で読書とかこのごろ全然しなくなったので、なにか夢中になって読みふけりたいものです!
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真面目に感想を書くとかなり長くなってしまいそうなので手短かに。「おかしな人間の夢」はユートピア文学として有名ですよね。これはアレクサンドル・ペトロフがアニメーション化しています(「おかしな男の夢」)。
遠い将来、いつの日か人間たちはもっと賢くなっているはずだ、というノトさんのお考えは、まるでチェーホフの『三人姉妹』に出てくるヴェルシーニンの台詞を思い出させますね。文脈は違いますが、未来への希望を語る口吻は、どちらも感動的です。
ドストエフスキーはいいですよ。ぜんっぜん難しくないので、気軽に本をお取りになれば、と思います。その長編は、エンターテインメント的な要素と、いわゆる純文学的な要素が完全に混じり合った、大傑作です。おもしろい。深い。美しい。絶望であると同時に希望、醜悪であると同時に純粋、とにかく凄まじい文学です。
手短かと言いつつ長くなってしまいました。
遠慮なさらず、むしろどしどしコメントお願いします♪ ロシアにはまりかかっている私が、ロシア文学専門のペーチャさんとお知り合いになれたのは、幸運としか言えません! いろいろと教えていただけるとありがたいです~。よろしくお願いします!
ところで、「おかしな人間の夢」のアニメですが、私は冒頭だけ観たことがあるかも……。小説を読んでいて、最初の女の子が出てくるあたりにものすごい既視感がありました。どこで観たのかなーと思っていたのですが、それは全部観てみたいですね。
チェーホフも最近ようやく面白さが分かってきたところです。「三人姉妹」も手もとにあるのですが、未読。近いうちにぜひ読んでみたいと思います! 今のところでは「黒衣の僧」が面白かったですね。
ドストエフスキーは、いずれ読まなければならないと思いつつ、物語の長さにつまずいてなかなか手が出せません。私はどうも長編は苦手なんですよね; でも、けっこうスラスラと読んでしまえるから、そろそろ大丈夫かなと思えてきました。がんばります!
>絶望であると同時に希望、醜悪であると同時に純粋、とにかく凄まじい文学
私はそういうのが読みたいんですよね。世の中をそういうふうに切り取ってみせてくれる人を愛さずにはいられませんよね。
ぼくに何かお教えできるようなことがあれば、喜んでお力になりたいと思います。
チェーホフは好きな作家で、「ワーニャ伯父さん」は5種類の翻訳を持っているほどです(他にロシア語版も2冊所有)。ちょっとしたマニアですね…。チェーホフは短編作家ですので、ノトさんにとっても取り組みやすいかもしれませんね。ぼくはチェーホフに出会って、ロシア文学にのめり込みました。いいきっかけになる作家かもしれません。
ドストエフスキーは、腹を決めて、えいやっと読み始めれば、後は勝手に最後まで行ってしまうと思いますよ。エンターテインメント性が抜群ですので。恐るるに足らずです。健闘を祈ります!
チェーホフは、たしかに読みやすいし面白いです。とは言え、やはり有名どころはほとんど読んだことがないので、そろそろ取りかかりたいです。「ワーニャ伯父さん」は、ペーチャさんがそんなにはまっておられるということですから、面白そう!
お察しのように、私は何事においても主流からはじめることができないので、まずストルガツキーやエレンブルグ(正確には、ロシア文学の最初はザミャーチンの『われら』でしたが)から入ってしまいます; 幻想怪奇SFを好むせいもありますけど。
ちなみに『トラストDE』は私の大好きな作品です!
ドストさん長編ではワタシは「悪霊」がntmymさんっぽい気がしました。その次は「罪と罰」でしょうか。ほんとにうっかり読み始めたら徹夜もしかねないのがドストエフスキーの長編だと思います。ntmymさんのご感想が楽しみですね~~
でも、すっごく面白かったですよ~! おすすめです!
私には「悪霊」が良さそうですか。いいですね、タイトルからしてもうワナワナしますよね(^^) いつかは読みたいなーとは思ってたんですよね。徹夜で読書とかこのごろ全然しなくなったので、なにか夢中になって読みふけりたいものです!