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Unknown (イーゲル)
2007-11-05 12:20:25
トニオ・クレーガー、新潮文庫で読んだので
名前がトニオ・クレーゲルでしたが、いやあ、
曇天模様な人物像だと思いました。
どちらかに属したいけれども、どちらからもハブられるようなハッキリしないこのもやっと感。
でも、大抵の人間はトニオのような悩みを少なからず持っている気がしますし、私にもあります。
読まない方が幸福だったような気もしますが、読んで良かったとも思います。曖昧ですね。
新潮文庫の建石修治の鉛筆画に惹かれ、表紙を眺めるのを楽しむためだけに買ったはずが、魔が差して電車の中で読んでしまったのです。

『エミリーにバラを』も読みました。フォークナーは
新潮文庫の『フォークナー短篇集』と『八月の光』を読みましたがうろ覚えです。
文庫の解説によると「バラぐらいあげないとエミリーが可哀相だ」という理由でこの題名になったらしいです。
 
 
 
私も (ntmym)
2007-11-05 18:12:14
トニオ・クレーゲルだと思ってました。

イーゲルさん、こんばんは!


トニオは実はけっこう普通の人物なんですよね。気が変わりやすいところとか、妙に引っ込み思案なところとかが…。でも才能はある、と。そこが魅力なのでしょうか。
トーマス・マンは初めてだったのですが、結構よい感触でしたね。私はまた読むかもしれません。


それにしても、

>「バラぐらいあげないとエミリーが可哀相だ」という

そ、そうだったのか…;
なんと可哀相な理由でしょうか。
 
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