大学の卒業式が終わって、そろそろ卒業式シーズンも終わりでしょうか。
2月の末頃から高校の卒業式が始まり、中学校、小学校、そして幼稚園
大学の卒業式が一番最後って、何だか不思議な感じがします。
長男・イチローの大学の入学式も卒業式も参加したのに、二男・ジローの大学の入学式も卒業式も不参加だったのよね。
イチローのは、大学ではなく両方とも別会場だったので、キャンパスには一度も行ったことがありません。
ジローの入学式・卒業式は会場がキャンパスだったので、参加したかったんだけどな~。
イチローの大学は、無機質で面白味がないけど、ジローの大学のキャンパスは歴史を感じる建物とかあって趣があるので、一度そのキャンパスの学食でご飯を食べてみたかったです。
イチローは○○学食の、麻婆天津飯が好きで、理由はたぶん腹持ちが良かったからだと思いますが、毎日のように食べていたんじゃなかったかな
ジローは、「学食はいつも混んでる」とかで、売店でお弁当を買って階段で食べていたとか。。。
私は大学に行っていないので、学食とか芝生とかベンチとか、とっても憧れていたんですけどね
現実は、チト違うようです
先ほど、とんちゃんへコメント返しをしながら、ドラマの一場面のようなとんちゃんの思い出のお裾分けをいただきながら
私にだって、恋バナの一つや二つ・・・って記憶の底を掻きだしていたら
じぇんじぇんなーい 50数年生きてきたんだから恋の一つや二つはあっても、思い出に残るような、そんな○○○がなーい
それじゃあ、女子としてあまりにも寂しすぎると思いませんか。
それでね、ロマンティックでもセンチメンタルでもないけど、私の初恋物語に少々お付き合い下さいな
時は、昭和○○年、 snow,高校入学したての春であった
当時、私は高校にバスで通学していたんだけど、小さな頃から車酔いをする方で、バスは大の苦手だったの。
なのに、なぜバス通の学校を選んだのかって話は、置いておいて。
もう、入学して早々にバス酔いがひどくって、学校に行くのが嫌になっていたのね。
当時、学校からはバス路線が大きく2つに分かれていて。
私は、一人で帰りたかったので、大多数の人が利用する路線ではなく、少数派の路線で帰ることにしていたの。
ギューギュー満員バスを避けて、スカスカバスを選択していたわけです。
私の家は、どちらの路線でも便利な所にあったのでね
その日も、バスに乗るのが嫌で、でも乗らなきゃ帰れないし。。。と思いながらバスに乗り込み、生憎座ることができず。。。
窓を少し開けてくれて座っている人(男子)がいたので、その人の所に立ちました。
そのときーーーー、まどからーーー、爽やかな風がーーー、吹き込んだ
そして、その風がーー、男の子の茶色の髪の毛をサラサラサラとなびかせたーーー
その男子は、窓の所に腕を置き、外を見ていて、その横顔がと~っても素敵だったの
え~っとね、えーっとね、当時、私が好きで読んでいた雑誌で「りぼん」って漫画があったのね。
陸奥A子さんとか、名前は忘れちゃったけど他にも、ドジな女の子が主人公の乙女チックな漫画があって、そのストーリーも絵も大好きだった私。
その漫画に出てくるような男の子に出会ったーーー
名前も学年さえわからない男の子だけど、その男の子に逢えるのなら、バスに乗るのだって平気さ
っていうより、早く帰りのバスに乗りたーい
偶然を装って、その子と一緒のバスで帰ろうとしたのですが、なかなかその男の子と一緒になることはできず。。。
それでも数か月、私はその偶然を楽しみにしていました。
ひょんなことから、友達の先輩を通じて、その男に関する情報をゲットした私。
3年○組の**君らしくって、友達に付き合ってもらって、そのクラスに行ってみました。
そーっと教室を覗いて、ホラ、あの子だよって指さされたけど、似てるようで似ていない
細身の所は似ているけど、あんなにナヨナヨしてなくって、こう横顔にお日様があたってキラキラ~~~ってしてるのよ
その**君ってね、綺麗な顔立ちだけどオカマぽくって有名な子だったらしいの
文化祭では、仮装行列が目玉の学校だったんだけど、彼は毎年、女装をしてるって
その年の秋の文化祭でも、かぐや姫に扮して、大賞をとっていました。
そのかぐや姫に扮した彼は、とっても美しかったです女装には見えず、本当に綺麗でした。(だって、写真をもらったんだもの。)
私の初恋物語は、儚くもこれでThe ENDです。
告白とか、そんなものありまっせーん。それどころか、「あんなのが好きなの~!?」ってみんなの笑い者になたんだから。
たしかに、よ~く見たら、なんか思っていたのと違っていたけど、今でも鮮明に覚えているんだ。あのそよ風になびいた栗色の髪の横顔
まあ、「オカマちゃん」 と呼ばれている子に恋しちゃったなんて、私らしいといえば私らしいでしょ。
バス路線、えー、もちろん文化祭の後からは、友達がいる方の路線に変えちゃいました。
ある時、偶然に彼(オカマちゃん)と一緒になったことがあって、風がやっぱりその子の髪をなびかせたのね。
ちょっと風が強かったみたいで、なびくではなく、え~額がね、生え際がね、ハッキリと。
私もかなりオデコを広い方なんですが、広いオデコというのではなく、つまり○○あがっていたのですよ
オカマちゃんと云われようが、淡い恋心を抱いていたのですが、あの生え際を見たとたん、百年の恋もいっぺんに冷えました
というか、正気に戻った私でした。
その子に本当に恋していたんじゃなくって、たぶん恋に恋していたんだな~なんてね。
今では、その時の私の事が可愛らしいとさえ思えてしまいます。
KOKIAさんが歌う「僕の気持ち」
KOKIAさんの歌には珍しく男の子目線の歌です。
女学校に通っていたKOKIAさん、男の子からこんな風に思われていたらな~なんて妄想の歌らしいです。
ほんの少し、ご自分の思い出もベースにあるらしいのですが、誰もが一度は経験する甘酸っぱい、もどかしい恋の歌に、自分の遠い記憶の片隅に追いやられた恋も思い出すのでは・・・なんてね
私自身、歌詞の中に出てくる「僕が偶然を装って 君を待っていた」って言葉に、胸がキューン ズッキュン ドキドキしてしまいます。
オンナの恋愛は上書き保存だなんて言われていますが、ドッコイちゃんと数十年前のことも覚えていますよ。
だいぶん、色褪せて記憶が不鮮明になりつつありますが