金沢へ行ったからには、是非とも美味しい和菓子を食べて来たい と思っていた私
事前にガイドブックで、お気に入りのカフェや甘味処をチェックしていました
sUnさんも調べていて、sUnさんイチオシは「料亭やお茶席のお菓子とされており一般の人は手に入れることができないという吉はしの和菓子」
ちなみに入念な下調べをしていた私は、↑ 上の情報を知らず、今回はsUnさんオススメのお店へ行くことに
と、まず行った1軒目は、営業時間が終了してダメだったんですけどね
兼六園から、21世紀美術館へ行き、なんなら美術館のカフェでもOKと思ったのですが。。。
この日は、車で移動していたので、車を金沢市役所のへ停めて・・・
sUnさん、閃きました たぶん、この近くにも「吉はし」の和菓子を出しているお店があったはずだと
それが、金沢の老舗漆器店「能作」が展開するカフェ「漆の実」
実は、このカフェ、私もチェックしていたお店でした
但し、私がチェックしたガイドブックには「吉はし」の和菓子には触れられておらず、「能作のオリジナル漆器が提供されている」とありました(←他の資料には、ちゃんと吉はしについて触れられているのもありましたよ)
漆の実は、能作の入っているビルの4階にあります
私的には、お抹茶の似合いそうな日本的な〇〇庵とか#&*亭とかというお庭を眺めながらのところを期待していたのですが、何だか事務所ビルの一角の様なカフェで、実はお店の前で少々残念な気分になっていました
お店に入りますと、先客がお二人だけで、とってもひっそりとしています(シーーン)
カフェというより、美術館の1コーナーのような感じで、調度品から何から何まで和モダンでシックでカッケーーーでした
お席は、外が眺められるカウンター席と、テーブル席がありましたよ
窓いっぱいに広がっている緑は、お向かいの中央公園の緑です
たしか、和菓子の名前は「朝の露」
お口の中でホロリと溶ける甘さが、なんとも言えません
けっして甘すぎず、でも心がホッコリと豊かに和らぐ上品な甘さがたまりません
また使われている銘々皿の素晴らしさが、お菓子を更に引き立て、また和菓子と漆器の美しさのコラボが息を飲む美しさでした
たかが器、されど器ですね
鏡のように輝いたお皿や楊枝を目の前にすると、ほんの少しいつもより扱いが丁寧になって、普段のがさつさが鳴りを潜め、心を静かな方へ運んでくれるような気がしました
一応、お店の方に許可を戴いてから写真を撮りましたが、お店の中には漆器の作品も飾られていましたので、できるだけ店内は撮影しないで、和菓子集中にしました。
たまたま、この時、お客は私たちだけだったので、バシャバシャ撮ってしまいましたが、和菓子の朝露の感じ、伝わりましたか
お店の窓からは、中央公園の緑が見えますと言いましたが、実は・・・
私の大好きな赤レンガの建物も見えます
この建物は、旧第四高等中学校の本館で、現在は「石川四高記念文化交流館」になっています
お茶席などは、ちょっと敷居が高くてという方、ここ「漆の実」は、普通の椅子とテーブル席で、市販されていないお茶席の和菓子とお抹茶がいただけますよ
落ち着いた店内で、ほっと一息、とっても寛ぐことが出来ました
大満足のお店とお味でしたよ