星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

細坪基佳40周年スペシャルコンサート~6

2014-09-29 14:30:50 | 細坪基佳

ピアニストの中村由利子さん、アルパ奏者のルシア塩満さんを呼び込んでの「風のアルペジオ」のコーナー

 

スリーハンサムズでのコーナーでもスリハン〇号(年齢順だったので5号だったかしら)として参加していた久保田さんは、「風のアルペジオ」にも参加しているので、そのまま居残りでした

そして「風のアルペジオ」では欠かせない最強の助っ人、ケーナやクワトロを演奏される高橋マサヒロさんも登場

ルシアさんと高橋さんは、南米の民族衣装を身にまとっていたので、目にもとっても華やかでした

 

「風のアルペジオ」とは・・・、【元々古い音楽仲間ではあったけれど、細坪さんの2012年日比谷野音公演の打ち上げで、たまたま隣り合わせになった由利子さんとルシアさんの顔を見た坪さんが、「一緒に何かやったら面白いんじゃない」って閃いたことからユニット結成へ、なんとそのヒラメキがトントン拍子に進んで6月にはもうユニットでライブを開き、その翌年にはアルバムを出し、ライブ活動も活発に】

 

コーヒールンバ

高橋さんが、4弦からなるウクレレより少し大きめのクワトロという楽器の音を、ポロポロンと聞かせてくれて、高杉さんのパーカッションも加わって、みんなも一度は聞いたことがあるお馴染みの歌を歌ってくれました

 

コーヒールンバの歌い出しは、昔アラブの古いお坊さんが・・・ですが、アラブとは全然関係がなく、アルパ奏者で有名なウーゴ・ブランコさんの演奏で大ヒットした曲で、作曲者はウーゴさんのお兄さんなんですってよ

ルンバなのに、ルンバのリズムでもないっていうところも驚きですね

 

2曲目はアルバム未収録の曲で、ゴットファーザー~愛のテーマ~

このユニットでは、あんな曲はどう?こんな曲は・・・、の延長線上で、じゃあ、坪さんもこんなのはどうって感じで、いつもは歌わない様な曲にも挑戦する羽目に・・・とかなんとか(←ごめんなさい、この辺のMCはかなりうろ覚えなんです

アルパは、ハープなんだけど、時々大正琴みたいな音色にも聞こえて、そのなんとも和風の音色が、哀愁たっぷりで坪さんのしっとりとした歌声にピッタリでした

それと、高橋さんの吹くフルートも、ものすごっくスパイスが効いていて、とっても素敵でした

芸歴40年の坪さんの、更に進化した姿が、この曲に表われていた気がします

 

すっかり大人の細坪ワールドに引き込まれて、ポーッとなっていましたら

映画大好き坪さんによる、映画解説第2幕(1幕は、ゴットファーザーね)

ひまわり  あらすじと、それを初めてみた時の、細坪少年の感想でした

その映画解説の後に、由利子さんとルシアさんの演奏で、ひまわりのテーマ

3人でユニットを組んだ時に、坪さんから「是非お二人に演奏してもらいたい」と強くリクエストされた曲だそうです

目を閉じて演奏を聞いていると、映画のラストシーンが瞼に浮かんできましたわ

 

 お二人の演奏の時に、まるで司会者の様にスーッと姿を消した坪さんが、蝶ネクタイから少しカジュアルな格好に衣装チェンジして再登場

ゲストコーナーの最後は坪さんの憧れのグループ・ジローズ

ジローズの杉田二郎さんとは、座・ジローズとして活動もしていますし、二郎さんの事は一番のお兄ちゃんと呼んでいる坪さんです

(初めは二郎さんを介護してるみたいに思えたのですが、最近はすっかり老老介護状態です)

ジローズは、第1期と第2期があって、第2期のメンバーの森下さんとは1年の限定ユニットだったそうです

そのたったの1年の間に、沢山の曲を残していたんですね

坪さんから何度も聞いた、【故郷の幼馴染でんすけさんからジローズを教わり、一緒にハモって歌っていて、大学に入ったサークルで、ジローズの曲が縁で山木さんに出会って、<ふきのとう>結成へ】

ジローズの歌を知っていなければ、現在の坪さんに至らなかったかも・・・

ジローズのメンバーだった森下さんは、グループ解散後、ラジオ局に勤務され、いまは定年退職をして悠々自適のフリーなんですって

それで、坪さんが、杉田さん、森下さんに直接交渉して再結成をお願いしたそうです

 

森下さんは、ずっとサラリーマンだったとは思えない程、ジローさんに負けず劣らずのとってもダンディーな方でした

森下まさか、もう一度ジローズとして歌うなんて思っても見なかった。。。

と、とっても感慨深く仰っていましたよ

 

坪さんは、憧れのジローズを近くで見たいってことで、ステージの横に椅子を用意してもらって、本当に特等席でジローズのステージを見ることに

 

愛とあなたのために そして青春の別れ道

途中、歌いながら胸がいっぱいになっている様子の森下の姿を見て、私も胸が熱くなりました

 

この時の私はね、「よし、長生きしよう」って思いましてね、長生きしてたら、その時は思いもよらなかったことに遭遇できるかもってね

例えばよ、若いグループがね、CDで聞いてお手本にしてました、ずっと尊敬して憧れていました、一度でいいから生で見てみたいと思ってましたみたいなラブコールを受けて、奇跡の再結成みたいな話とかね。。。私の勝手な妄想ですけどね

 

ジローズ再結成は、坪さんにとっての夢だったかもしれないけど、ひょっとしてコレハ。。。ナンチャッテネ

私の小さな夢の灯火は、消さないように、そっと胸にしまっておくことにします

 

 

戦争を知らない子どもたち

スペシャルコーラスに、鈴木康博さんを呼び込んで

オフコースの初期の頃、ジローズのバックバンドをしたり、一緒にお仕事をしていたんですって

康さんと坪さんのスペシャルサポート&会場のみんなも一緒に歌いましたよ

私も、ジローズの曲はほとんど知らなくて、この歌はよく知っています

 

それにしても、いつも思う事ですが、ステージに入らっしゃる方々が、みんな60オーバーなのに、とっても生き生きとしていてキラキラと輝いていて、とっても素敵なんです

私も、あんなふうに年を重ねたいな~といつも思います

素敵なお手本、後ろ姿を追って行けるっていうのは、なんてラクチンラクチン

えっ、自分の後ろ姿は?って、そんな恐ろしい話はやめて~~~~