地元の東近江市に制作拠点をおくグラフィックアーティスト、「上野椋平」(31)の作品が、現役のトップクリエイターを紹介する書籍「ジャパン・クリエイターズ2021」(ボーンデジタル刊)に掲載された。上野椋平は、「東近江から世界をめざす励みにしたい」と抱負を語っている。
↑写真:滋賀報知新聞より
上野さんは、京都市内の美術系の専門学校で学んだあと、20歳から関西圏を中心にフリーランスとして活動。企業のロゴやカタログを制作するほか、サッカーJリーグのアルビレックス新潟や中四国地方最大のロックフェス「モンスターバッシュ」(香川県)などのオフィシャルTシャツのデザインを手がけた。
そんな中で独自表現としてたどり着いたのが、「ジャパニーズワールドロックアート」だ。
浮世絵などの“和”の文化をベースに、1960~70年代の欧米ロック歌手・グループのヴィンテージポスターのような“洋”の要素を取り入れた。
例えば、「ジャパン・クリエイターズ」に掲載された作品「THE BONSAI」は松盆栽をモチーフにした作品で、大きく幹をくねらせて上方へ伸びる生命力あふれる樹形が表現されている。
また、絵の一部に顔や体を潜ませる浮世絵の技法「隠し絵」も取り入れ、遊び心も楽しめる。
上野椋平のプロフィール(ジャパニーズワールドロックアート)
<滋賀報知新聞より>