卒業シーズンでなにかと忙しなくて、なんだか伊豆から遠ざかっていた ぬえでしたが、この週末に久しぶりにお稽古に行きました。
行きがけに市役所機関に顔を出したら、「あ、ぬえ先生。子ども能の録画が届いていますよ」と言われました。何だろう…と思って受け取ったのですが、聞けばどうやら先日の「梅まつり」で上演した子ども能を地元のケーブルテレビが取材してくださって、その映像を提供して頂いたらしい。
おや、ありがたいことですね~、と思って、車内に戻って持参していたDVDプレイヤーで再生してみると…ををっ、さすがプロの映像は違うね~! この日は チビぬえに命じて撮らせた子ども能のDVDを配布しようと思っていたのですが、いやはやここまで質が違うと、なんだか すんませ~ん(×_×;) という気持ちになってしまいます。
よしっ、と一念発起した ぬえは、子どもたちを集めて 子ども能の録画の上映会をしよう! と思い立ったのでした。
考えてみれば、従来年に1回だけしか上演していなかった子ども能は、上演会場の規模こそ小さくなったものの、年に3回も上演できるようになったのですよね~。まだまだ予算不足で、お囃子方のご来演をお願いできるのは そのうちの1回にしか過ぎませんが、それでも去年までよりもずっと自由になった子ども能には ぬえ、大きな成長を感じています。
なんせ今年は稽古のスタートが遅れたところに、当初は上演する機会さえ定まらない状況で…ようやく子どもたちの保護者の方の尽力によって、地区の「敬老会」なんて催しに出演することが決まりましたが、その結果、稽古に費やせる時間はたったの1ヶ月しかありませんでした(!)。それでも現在上演している『伊豆の頼朝』が、去年に続いて2度目の上演であって、出演者の中には昨年の上演を経験している子もたくさんいたので、こんな短い稽古期間で上演に漕ぎつけたのですね。
その後、地元の神社の秋祭り、そうして先日の「梅まつり」と、とうとう今年度は3回もの上演をすることができたのです。それに留まらず声を大にして言いたいですが、この3度の上演で子ども能が確実に上達しました。今日のスピード社会の中で、どうしてもアナクロに思われがちな能ではありますが、ちゃんと子どもたちに魅力が伝わっているし、こういう伝統芸能の規範を消化して…そうして乗り越えて行こうとする、それどころか、あまつさえ楽しんでしまおうとする 子どもたちの柔軟性はうらやましいかぎりです。
…さて伊豆での稽古…子どもたちのパパやママへのお稽古が終わって、ランチをみなさんと一緒に楽しんでから、ぬえは市内のあちこちの施設をまわって上映会の会場を探しました。ん~、我ながら ぬえ、市内の施設の場所をよく知っているなあ。…ついに会場にふさわしい施設を発見! この上映会は、単に録画を見るだけではなく、3回も上演を行った子ども能の総決算としての「打上パーティー」です。以前クリスマスパーティーをやったことがあるのですが、ビンゴ大会もやって大盛り上がり! …でも今回は、主役・準主役を勤めた6年生の子どもたちの「卒業パーティー」でもありますね。もう、こんな事を12年も続けている ぬえではありますが、やっぱり中学校に進んで子ども能から離れていく子どもたちを見るのは寂しいなあ。
…タイトル画像は中伊豆のシンボル的な存在の「城山(じょうやま)」と、伊豆特有の「河津桜」です。城山は往古から旅人のランドマークになっていたという巨大な岩山で、近くで見ると本当に迫力があります! 河津桜はこの時期…1~2月に咲くサクラ。背丈の低い樹に、ソメイヨシノよりもずっと濃い、紅色に近い花が咲きます。見よ!城山と河津桜の見事な取り合わせ。ここは川(狩野川)の堤防なんですが、近年に河津桜の並木が植樹されて、とくにここのものを地元では「城山桜」と呼ぶのだそうです。ん~キレイだなっと~(^^)V
行きがけに市役所機関に顔を出したら、「あ、ぬえ先生。子ども能の録画が届いていますよ」と言われました。何だろう…と思って受け取ったのですが、聞けばどうやら先日の「梅まつり」で上演した子ども能を地元のケーブルテレビが取材してくださって、その映像を提供して頂いたらしい。
おや、ありがたいことですね~、と思って、車内に戻って持参していたDVDプレイヤーで再生してみると…ををっ、さすがプロの映像は違うね~! この日は チビぬえに命じて撮らせた子ども能のDVDを配布しようと思っていたのですが、いやはやここまで質が違うと、なんだか すんませ~ん(×_×;) という気持ちになってしまいます。
よしっ、と一念発起した ぬえは、子どもたちを集めて 子ども能の録画の上映会をしよう! と思い立ったのでした。
考えてみれば、従来年に1回だけしか上演していなかった子ども能は、上演会場の規模こそ小さくなったものの、年に3回も上演できるようになったのですよね~。まだまだ予算不足で、お囃子方のご来演をお願いできるのは そのうちの1回にしか過ぎませんが、それでも去年までよりもずっと自由になった子ども能には ぬえ、大きな成長を感じています。
なんせ今年は稽古のスタートが遅れたところに、当初は上演する機会さえ定まらない状況で…ようやく子どもたちの保護者の方の尽力によって、地区の「敬老会」なんて催しに出演することが決まりましたが、その結果、稽古に費やせる時間はたったの1ヶ月しかありませんでした(!)。それでも現在上演している『伊豆の頼朝』が、去年に続いて2度目の上演であって、出演者の中には昨年の上演を経験している子もたくさんいたので、こんな短い稽古期間で上演に漕ぎつけたのですね。
その後、地元の神社の秋祭り、そうして先日の「梅まつり」と、とうとう今年度は3回もの上演をすることができたのです。それに留まらず声を大にして言いたいですが、この3度の上演で子ども能が確実に上達しました。今日のスピード社会の中で、どうしてもアナクロに思われがちな能ではありますが、ちゃんと子どもたちに魅力が伝わっているし、こういう伝統芸能の規範を消化して…そうして乗り越えて行こうとする、それどころか、あまつさえ楽しんでしまおうとする 子どもたちの柔軟性はうらやましいかぎりです。
…さて伊豆での稽古…子どもたちのパパやママへのお稽古が終わって、ランチをみなさんと一緒に楽しんでから、ぬえは市内のあちこちの施設をまわって上映会の会場を探しました。ん~、我ながら ぬえ、市内の施設の場所をよく知っているなあ。…ついに会場にふさわしい施設を発見! この上映会は、単に録画を見るだけではなく、3回も上演を行った子ども能の総決算としての「打上パーティー」です。以前クリスマスパーティーをやったことがあるのですが、ビンゴ大会もやって大盛り上がり! …でも今回は、主役・準主役を勤めた6年生の子どもたちの「卒業パーティー」でもありますね。もう、こんな事を12年も続けている ぬえではありますが、やっぱり中学校に進んで子ども能から離れていく子どもたちを見るのは寂しいなあ。
…タイトル画像は中伊豆のシンボル的な存在の「城山(じょうやま)」と、伊豆特有の「河津桜」です。城山は往古から旅人のランドマークになっていたという巨大な岩山で、近くで見ると本当に迫力があります! 河津桜はこの時期…1~2月に咲くサクラ。背丈の低い樹に、ソメイヨシノよりもずっと濃い、紅色に近い花が咲きます。見よ!城山と河津桜の見事な取り合わせ。ここは川(狩野川)の堤防なんですが、近年に河津桜の並木が植樹されて、とくにここのものを地元では「城山桜」と呼ぶのだそうです。ん~キレイだなっと~(^^)V