昨夜は阿佐ヶ谷駅北口近くのラピュタ阿佐ヶ谷内の小劇場ザムザにて「戦前日本SF映画小回顧前夜祭」。
高槻真樹著『戦前日本SF映画創世記――ゴジラは何でできているか』(河出書房新社)をきっかけに、戦前のSF映画に対する関心が(少しかもしれませんが)高まってきているようで、8月10日から同館で連続上映会が開かれるそうです。で、それの予告編のような催し。
内容は、弁士とギター生演奏による無声映画上映、高槻さんと、戦前の3流娯楽映画のきわめつけ「極東キネマ」研究家・永田哲朗さんの対談など。
映画はメリエスの「月世界探検」、極東キネマ「無敵三剣士」のリメイク版抜粋。それに、阪東妻三郎主演で製作が進みながらもなぜか撮影途中でうやむやになった幻のSF長編映画『霊の審判』の、スチール写真や新聞連載原作の挿絵などのスライドショーと活弁による復元の試み。
永田さんのお話が特に楽しかった。極東キネマというのは、忍術やお化け、怪物など、観客を驚かせ、楽しませる娯楽路線を突っ走ったそうで、そのお話をうかがっていると、ごく小さくてまだテレビも普及してなかった頃、映画を観に行った時のトキメキが蘇りました。
映画や復元作は、どれも古いのに目新しくて面白い。掘り出されたフィルム作品を観ることのできる8月の上映会が楽しみです。
ベランダの鉢で育てているメロンは小蔓がニョキニョキと伸びて、花もいくつか咲くようになりました。
蔓は3本だけ伸ばすことにし、できるだけ雨がかからないよう、軒の内側に回してみました。さて、どうなるか。
そろそろ着果させてもいいのかな。