朝、起きると九州の地震がさらにひどいことになっていた。呆然。
震源域が3か所に拡大し、専門家でさえも、今後どうなるかわからないという状況。とにかく、少しでも早く揺れがおさまってくれますように。
毎日新聞、今日の朝刊の浜矩子さんのコラム「危機の真相:パナマ文書 人はなぜ税金を払うのか」にハインラインの言葉が引用されていて驚きました。
ハインラインが「強い酒にはご注意を。飲むと、徴税人に向かって発砲し、しかも、的を外すことになる」と言っているというんです。
そのハインラインが今回のパナマ文書を見たらどういうだろう、と浜先生は書いています。
浜矩子さんは1952年生まれ。私とほぼ同じ歳。先月はH・G・ウェルズの『タイムマシン』を引用していた。SFを読んて育ったのだろうか。
それにしてもハインラインはどこでこんなことを言ったのでしょう。引用文例集のサイトに該当文がありますが、出典は明らかでありません。
浜さんはよくこんなのを見つけてきたなあ。
によると『愛に時間を』だそうです。
まん中すぎの「第二の幕間」、邦訳文庫初版だと2巻の285ページ。
矢野訳は「強い酒には用心しろ。そのためきみは徴税吏を射つかもしれない――そして、あてそこなうかも。」
そうだったのか。読んではいるのですが、記憶にありませんでした。
それにしても、西欧人はこういったエピグラムの蒐集に熱心ですねぇ。自分でも、ちょっとやってみたい気はありますが、根気が……。