惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

雨の神保町

2017-10-28 20:57:00 | まち歩き

 予報どおり、お昼頃から雨。

 我が町は、先日の駅ビルオープンに合わせて、例年は夏に開催している花火大会を今夜にずらしておこなう予定だったのですが、この雨で中止となりました。
 花火大会は夏が似合うとはいえ、秋風の中でのちょっと寒々とした打ち上げ花火も風情があると思ったのですが、残念。

 それとは関係なく、個人的には、午後5時からの古典SF研例会に顔を出すため、雨の中を神田神保町まで出かけました。
 神田の街は、第58回古本まつり開催中。青空古本市こそ雨のため中止になっていましたが、値引きセールなどがあって、賑やかでした。
 売り上げ不振とはいえ、本好きの人はまだまだいるんですよねぇ。いくつか書店を覗いた後、喫茶店でなじみのメンバーと歓談。Tさんとは、ベテラン翻訳家Iさんの近況など。

 〈小説推理〉12月号、発売中です。担当のSFレビューで次の3作を紹介しています――

  • ジョー・ウォルトン 『わたしの本当の子どもたち』 (茂木健訳、創元SF文庫)
  • エイミー・カウフマン&ジェイ・クリストフ 『イルミナエ・ファイル』 (金子浩訳、早川書房)
  • 小川哲 『ゲームの王国〈上・下〉』 (早川書房)

 『図書室の魔法』で、SF、ファンタジーを読んできた者をシビレさせたジョー・ウォルトンの新作は、現代世界を舞台にしたパラレルワールドSF。女性作家らしい、細かい生活描写が見事な効果を上げています。



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