根こそぎ

　台風24号による倒木のため、近所の公園は立ち入り禁止で、入口に黄色いテープが張り巡らされていました。
　今日、行ってみると、入口のテープはなくなり、倒木の周辺のみに張られていました。

　そばで見ると、周辺の低木まで巻き込んで根こそぎ倒れ、地面が１メートルあまり持ち上げられています。

　根元のやや上で伐られていますが、これは確か山桜だったはず。
　園内では、あと２か所、同じような倒木がありますが、どれも桜のようです。
　他の、銀杏、楠、欅、南京ハゼなどは異常なく立っています。桜の木は根があまり深くないのでしょうか。
　来年の春は、公園が少し寂しくなりそうです。

　〈ナンクロメイト〉11月号が発売になりました。担当の新刊紹介欄で次の３冊を取り上げています――

• 岡啓輔 『バベる！　自力でビルを建てる男』 （筑摩書房）
• 西谷格 『ルポ　中国「潜入バイト」日記』 （小学館新書）
• 『永久保存版　立川談志　落語の革命家〈増補新版〉』 （文藝別冊〈ＫＡＷＡＤＥ 夢ムック〉）

　『バベる！』は港区三田に蟻鱒鳶ルを個人で建設中の建築家兼建設人・岡啓輔さんの半生記。
　自力でビルを建設といえば、高知の沢田マンションを思い浮かべますが、岡さんも沢田マンションへ行って、こじゃんと酒を飲まされたみたいです。