惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

マグネットシート

2021-10-19 20:22:19 | 日曜大工

 朝から雨が降って気温が低い。
 畑へは行かず、家でできる作業をすることにしました。

 ひとつは2階ベランダの外側に簡単なぶどう棚を作ること。幅の狭いワイヤーネットを水平に張りだすように取り付け、そこに蔓を這わせてみるつもり。
 使用は来年の春になりそうです。

 もうひとつは、水栽培しているレモンの容器にかぶせる遮光カバーの手直し。葉の数が増えてきて、これまでは穴をくぐらせてかぶせるようにしていたのがつっかえるように。
 サイドを切り開いて、開閉できるようにしてみました。

 そのカバーを閉じた時に、ピタッとくっつけるものが欲しい。何がいいか?

 マジックテープという選択もありそうですが、そんなに吸着力が強くなくていいので、マグネットではどうかと考えました。
 そこで目についたのが、水道屋さんが宣伝に投げ込んだマグネットシート。これを利用できないか。

 スティール製本棚のサイドにいくつもくっつけあるのを持って来て、シートどうしでくっつくかどうか試してみました。
 プリントされた表側はダメですが、裏側の茶色いマグネット面どうしはくっつきます。これでゆくことにしました。

 あれこれ試してみたのですが、縦横を合わせた方が強くくっつく。くっついたままずらしてみると、コツコツと引っ掛かるような感触があります。強くくっつくところと、そうでもないところがあるみたい。
 これは磁性を帯びたところが間隔を置いてライン状になっているせいではないかと考えました。磁性を帯びたところどうしだと強く、帯びてないところだと弱くなるのだろう、と。

 調べてみたところ、実験で調べた方がいらっしゃいました(→「科学のネタ帳/科学のレシピ)。想像したとおりだったようです。

 ということで、ひとつ知識が増えました。これを利用して、遮光カバーの手直しは完成。
 マグネットシートの応用が少し広がりそうです。


十三夜

2021-10-18 20:46:17 | 季節

 朝から真っ青な空が広がる秋日和――というより、冷え込みがきびしく初冬の一日のようでした。

 一昨日、中の野菜が大きくなって窮屈な防虫ネットを外したいと書きました。
 今朝、畑に行くと、この寒さなのでさすがのモンシロチョウもほとんど姿を見せません(2匹、狭い範囲を飛んだのを認めましたが)。これなら大丈夫だろうと、大根のネットを外しました。
 とはいえ、油断は禁物なので、毎日、葉っぱをよく調べなくては。

 今日は旧暦の9月13日。十三夜なのですね。
 先月、旧暦8月13日も十三夜であるようなことを書きましたが、十三夜は9月13日でなくてはならないようです。なんか歴史的な由緒があるとか。

 野川の上に昇った十三夜の月。

 夕方になると少し雲が出て、月は見え隠れするようになりました。天気は下り坂のようです。


ソダシ

2021-10-17 21:06:01 | 競馬

 競馬GⅠ秋華賞の一番人気は白毛のソダシ。今の牝馬の中ではいちばん強いでしょう。
 私もソダシ押しで、アンドヴァラナウト、ファインルージュと併せて三連複を買いました。

 スムースなスタートを見せたソダシは2番手の好位置につけ、万全の態勢。
 が、最終コーナーを出て、さあ行くぞ! というところで力が入らない。「皆さんお先にどうぞ」という感じでずるずると馬群に沈み10着という信じがたい成績。

 どうしたんだろうなあ、と思っていたら、レース後、須貝尚介調教師が言うには、「歯が折れてグラグラして、血が出ていた。ゲートでぶつけていたのだと思う。それも影響したのではないか」(日刊スポーツ)とのこと。
 繊細なお嬢さん馬のことですから、影響は大きかったでしょうね。不運でした。大事でなければいいのですが。

 優勝はアカイトリノムスメ。父がディープインパクト、母がアパパネという名門。
 2位にファインルージュ、3位はアンドヴァラナウトでした。


負飛蝗

2021-10-16 21:12:35 | 市民農園

 曇り空から時おり小雨が落ちてくる一日。
 でも、畑仕事にさしさわりはありませんでした。たまたま市民農園に居る間は降らなかったせいもありますが。

 防虫ネットをかけた大根や白菜がネットの中で窮屈そうにしています。いっそネットを外してしまいたいのですが、周囲をモンシロチョウが飛び回っているので躊躇しています。
 明日からはぐっと冷え込むとの予報。モンシロチョウも影を潜めてくれればいいのですが。そうすれば大根や白菜の葉を解放してやることができます。

 近くの畑の大根(ここはネットなし)の葉の上にいたオンブバッタ。

 大きいメスの上に小さめのオスがおぶさったままで生活しています。何度も交尾して卵を生み続けるためなのでしょうが、餌の葉っぱを食べる時、オスはどうするのでしょう?
 メスの脇から体を乗り出して食べる?
 今度、観察してみたいと思っています。ただ、近づくと逃げるんだよなあ。


釣瓶落とし

2021-10-15 21:05:29 | 季節

 日中、ずっと原稿を書いていて、夕方の散歩に出るのが午後5時20分頃になりました。
 東京の今日の日の入りは5時6分。西の山ぎわを残照が赤く染めていますが、あたりはすでに暗い。たそがれの道を速足で歩きました。

 秋の日が沈むのを急ぐ様子を「釣瓶(つるべ)落とし」と言い習わしていますが、実際に釣瓶を見知っている人はどれだけいることやら。
 私自身、どういうものかはわかっていますが、本物を見たことがあるかどうか、自信はありません。井戸から水を汲むのは、はじめは手動ポンプ、すぐに電動ポンプに替わったように思います。

 でも、太い綱の感触。カラカラと滑車を鳴らして落ちてゆく木桶。井戸の水面に達して横たわり、半分沈みながら水をたたえる様子。綱を両手で交互にたぐって桶を上げる重み。
 そんなことがはっきりと思い浮かぶんですよね。体験があるということなのかなあ。

 そんなことを思い浮かべた夕暮れの散歩でした。