畑の仲間と年齢軸

猫の額ほどの土地で野菜作りを楽しむ同好会。NHKの番組(月刊やさい通信)のスタッフが取材に来た。本音は飲み会。

「くさや」のはなし

2009年06月02日 | 日記
昭和40年代、大手町の職場から国鉄神田駅に向かう。今日こそは途中で挫折しないで電車に乗ろうと決心する。しかし、ガード下の飲み屋や駅前の飲み屋で景気よく焼いているのが「くさや」。この強烈なにおいで初心は簡単に崩れる。「くさや」を酒の肴に飲む最高の楽しみ。やはり今日も初志貫徹は敗れた。それほどに好きなくさやも今や嫌われもので扱う店もなくなった。2年ほど前、三宅島が解禁となったので、夢の島からプレジャーボートで三宅島に向かった。阿古地区錆ヶ島港の手前でものすごい雷に会い、時間をロスしたが、なんとか6時間ほどで接岸することができた。「ホテル海楽」に投宿し、念願のくさやを注文した。2000年の三宅島噴火で島民はすべて避難し、「くさや」のタレは全滅した。毎日かきまぜ、新鮮な魚を与えないと液中の発酵菌が死んでしまうからだ。島民は避難先の新島の業者から分けてもらったタレを使ってなんとか「くさや」を復活させた。
話は変わるが、小笠原で栽培している硫黄島の唐辛子を買いに竹芝客船ターミナルにある「東京愛らんど」に出かけた。ここでくさやを食べることができる。生ビールと焼きくさや(450円)を注文する。最近のくさやはそれほど匂いがきつくないので、好きなやつにはたまらない。もちろんおみやげもある。<写真は愛らんどの土産コーナー>

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