ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

毒贄クッキング 水無月すう

2018-05-17 11:46:00 | 

あまりに馬鹿らしくて、当初まったく読む気になれなかった。

若い男性読者を対象とした漫画では、ヒロインに細身で巨乳で、いかにも儚げなタイプをもってくることは良くある。私のようなヒネクレ読者は、その絵柄だけで、あまりにベタすぎだろうと条件反射的に拒否してしまう。

だから連載が始まっても、しばらくは無視していた。だが、どうも様子がおかしい。いや、バカらしいほどにおかしい。なんだよ、このヒロインは!

自己破産して途方にくれていたが、ある村で魔物の生贄になることを求められて、投げ遣りな気持ちで受諾したヒロイン。

ところが、この恐ろしげな魔物の味覚に合わなかったようで、口に入れた途端に吐き出されてしまったヒロイン。

ここで、助かったァと安堵するならまだしも、なんで私を喰わないんだと逆切れするヒロイン。

あれこれと画策して、自分を食べさそうと試みるが、この魔物が意外にも紳士で、しかも穏やかな常識家であったため、むしろ煙たがれる。

ちなみに、このヒロイン、酒癖も悪く、からむは暴れるは、挙句に泣き出すはと迷惑この上ないタイプ。

なお、このヒロインはエルフの美女なのだが、名前はペポパ。

おい、いい加減にしろと飽きれてしまったコメディ漫画でした・・・でも、最近は読んでいます。だってオカシイのだもの。


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