週末の驚き、どういっても差し支えない。
パリで開催された五輪のサッカーにおいて、日本がパラグアイに5-0、マリに1-0で勝利して予選突破を決めた。これで決勝トーナメント進出である。
早朝に行われた試合をネット配信で視たが、パラグアイは10番の選手が退場しての数的有利さを活かしての勝利。次戦のマリはかなりの強豪で、けっこう押されていたが、日本の守りが堅かった。
特に小久保ブライアンの鉄壁のGKとしての活躍が大きかったと思う。正直、A代表のGKたちよりも良く見えたほどだ。既にマスコミの一部は勝手に盛り上がっている。
ただ、これだけは言いたい。サッカーの世界では五輪大会の評価は辛い。若手の登竜門との扱いさえなく、むしろ未知の若手を発掘する機会程度の位置づけなのが実情だ。
実際、サッカーの強豪国のA代表のエースクラスはチーム入りさえしていない。過去の五輪サッカーの優勝国で、その成果がワールドカップ大会に繋がったチームは、ほぼ皆無であるのが冷徹な現実である。
それを承知の上で云わせてもらうが、このU23主体のチームのうち、2~3人はそう遠くない将来にA代表入りすると期待している。特に藤田チマや小久保ブライアンたちは今後レベルアップ次第で主戦力に成り得る逸材だと思う。
ただ現時点では有望な若手に過ぎない。願わくばおバカなマスコミの煽動に乗せられず、選手として精進を地道に続けて欲しい。過去の有望選手の多くがマスコミに過剰に持ち上げられて、その才能を潰している。
そこだけが心配な私です。
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