悪口を言うのは楽しい。
まァ自身の性格の悪さが露呈するといった問題はあるが、楽しいことは楽しい。でも、これから書く悪口は楽しくない。
64式小銃をご存じだろうか。我が自衛隊が誇る歩兵用の携行兵器として20年以上使われた逸品である。(By防衛庁記者クラブ所属記者)
冗談は止めて欲しい。
これくらいダメな小銃は、そうそうない。ほぼ間違いなく戦場で泥と埃にまみれた経験のないデスクワーカーが設計したライフルであろう。それくらい使いにくいダメダメ小銃である。
戦場では、武器は乱暴に扱われる。小銃なんで殴ったり、放り投げたり、踏みつけたりと散々な使い方をされる。ところが、この国産小銃はあまりに繊細過ぎた。
ちょっと乱雑に扱われると弾づまりを起こし、分解整備するには部品点数が多過ぎる。おまけに重要なパーツほど小さく、紛失しやすい。雨の山野でこの64式小銃を使うのは悪夢であるそうだ。
おかけに折り畳み式の簡易照準装置の位置が悪く、ヘルメットの縁にぶつかり、そのたびに位置が変わるため狙いが定まらない。しかたなく兵士たちは、ヘルメットを反対向きに被って狙いを付ける始末である。
現場からの不平不満があまりに多く、仕方なく改良を施して10年以上、それでも改善できなかったダメ小銃である。幸か不幸か、日本は戦争には無縁でいられたので、このダメ小銃は使われ続けた。ちなみに、今も一部の部隊では使われているが、それは命中精度が高いからだそうだ。
狙撃銃ではないし、本格的な狙撃銃には劣る以上、無理に使う価値あるのか私は疑問だ。第一、あんな繊細な小銃は戦場では使いたくない。
冒頭に書いたとおり記事を書く記者は、官僚の言いなりなので、現場の不満は国民には知らされない。ちなみに、このダメ小銃の暴発事故で死者も出ているのだが、あくまで訓練中の事故で片づけられている。
はっきり書けば、設計ミスの小銃でした。幸い、現在はもっとマシな89式小銃に代替されています。
今のところ、この89式に関する深刻な欠陥の報道はありません。でも64式を傑作銃だと報じた日本のマスコミ様ですから、私はあまり信用していません。
最近の私の記事は、南コリアの欠陥兵器に関するものが多かったので、ちょっと我が国の事情を省みた次第です。
実は・・・まだまだあります。
不思議なんですよ、自衛隊に反対するマスコミも、賛同するマスコミもいずれの側も、国産兵器の欠陥についてはあまり記事を書かないのです。記者クラブ所属の記者が書かないのは分かるのですが、社会部とか他の記者もいるはずなのですがね。
これはマスコミ様に限りませんが、日本人の軍事音痴もいい加減にして欲しいと思います。なので、もう少し書き足そうと思います。
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