5 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 モルモン書が古代のもの? (トゥゲザー) 2006-02-20 03:02:30 >6 2004年ブレーク・T・オストラー、>D・マイケル・クイン、DNA研究に対して>モルモン書が古代のものであると弁明。これについて詳しく教えていただけませんでしょうか?この一文からはマイケル・クインがモルモン書は古代アメリカの真正の歴史であると言ったかのような印象を受けてしまうのですが・・・・ 返信する クインの指摘する2点 (NJWindow) 2006-02-20 19:24:51 クインもモルモン書に登場する民が、当時西半球に住んだ全ての人々でありえないことを、現在のDNA資料は証明していると書いています。また、現在南北米大陸に住む先住民の90%以上が北東アジアに住んでいた古代人の子孫であることもDNAの証拠が示していると認めています。彼の異論は、研究者の論文からDNA調査で先住民の7%が北アフリカ/中東で採取されたDNAに符合する、という点に注目したものです。続いてグループXが全先住民の3%を占めるという別の論文もその可能性につながると見ているわけです。クインの第二点は、聖書もBofMもよく読むと常に自分たち中心(or限定)の視野で書かれていて、(よほど必要に迫られないと他の民について書かない;tribal narratives)他者の存在が見えない、ということ、従ってBofMが扱う人々は小さい範囲のことであって、実際にBofMの民が存在した可能性を否定することはできない、というものです。なお、サザートンは科学者の書き方でクインに反論しています。(もし必要でしたら二者の記事をコピーしてお送りします。) 返信する 批判と擁護 (トゥゲザー) 2006-02-20 22:49:30 >彼の異論は、研究者の論文からDNA調査で先住民>の7%が北アフリカ/中東で採取されたDNAに符合する、>という点に注目したものです。>従ってBofMが扱う人々は小さい範囲のことであって、>実際にBofMの民が存在した可能性を否定することは>できない、というものです。なぜこんなことをクインが?と思ったのですが、こういういかにもモルモンの御用学者(FARMS)たちが言い出しそうな護教論を、彼らに先んじてクインが提示したということに意味があると思います。クインを破門したモルモン教団が、結局、彼を越える護教論を示せないなら皮肉としてこれ以上のものはありません。真実を探求する人は、その直向さゆえに厳しい批判者であると同時に、最強の擁護者ともなり得るでしょう。しかしそういう人たちが表れてくると教会幹部は困るのです。そうした現実とその理由がモルモン教会の問題の核心なのだと私は認識しています。>(もし必要でしたら二者の記事をコピーしてお送りします。)大変ありがたいです。差し支えなければご送付いただけないでしょうか。ぜひ読ませていただきたく思います。 返信する DNAとモルモン書に関する記事 (トゥゲザー) 2006-02-27 00:22:31 先日、サンストーンの記事が届きました。有難うございます。大変興味深く拝見しました。クインが少年期から持っていたという視点(聖典は自分の部族からの視点でのみ書かれており、必ずしも公正、全体的でない)は、彼が歴史家として偉大な仕事をすることができた理由でしょう。この視点自体は私も同意できます。と言うか私も何によってそうなったのかは忘れましたが、同様の考え方を聖書(特に旧約)に対して抱いています。旧約聖書の「主が命じられた」とか「主が語られた」という部分は、旧約の著者の自分本位な見解であると私は思っています。なおモルモン書はJSの創作物だと認識しています。クインはDNA研究の結果に対して、末日聖徒とその予言者の伝統的な考え方(全てのネイティブ・アメリカ人はレーマン人の子孫)が明らかに間違っているという証拠であると受け入れていますが、その一方で、「モルモン書への反証と、モルモン書が歴史物かどうかへの反証は異なる」と言い出した理由は、結局私には不明です。クイン自身は自分の研究結果によってモルモン書が真正の歴史ではあり得ないことを充分知っているはずだと思うからです。ひょっとして、歴史に関する結論は歴史学者が下すべだという思いからでしょうか。しかしクインはモルモン書が歴史物でないとは言えない可能性をLDS教会の公式見解や一般的な末日聖徒の考えから見出すことはせず(できず)、自分の少年期からの視点に頼るということはLDS教会の主張が限界に来ているのだと思いました。いただいた2件の記事からはクインの主張はかなり言い訳がましい印象を受けます。クインの本意はどうであれ、サザートンが、DNA研究結果の意味することは、ネイティブ・アメリカ人の99.6%がアジアからベーリング海を渡って14,000年前に来た子孫だと言うことであると、クインの述べる可能性をあっさり否定したのを読んだとき、真実を受け入れる厳しさと重要性をまた新たに思い知らされた気がしました。しかし真実には、それを追究する者を魅了してやまない輝きを持っていると私は思います。 返信する クインの意図は (NJWindow) 2006-02-28 22:43:36 クインがBofMの史実性擁護の側に立つように見える発言をした、と読んで私も意外な思いがしました。よく読んでみると、小さな率でもBofMの登場人物が中東の古代人とつながる可能性がある、という数学的論理から発したものであろう、と私はみています。これに対し、サザートンはさらに厳密にはそうは言えないと科学者として具体的に反駁したもので、今回こちらに分がありそうです。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
>D・マイケル・クイン、DNA研究に対して
>モルモン書が古代のものであると弁明。
これについて詳しく教えていただけませ
んでしょうか?
この一文からはマイケル・クインが
モルモン書は古代アメリカの真正の歴史
であると言ったかのような印象を受けて
しまうのですが・・・・
彼の異論は、研究者の論文からDNA調査で先住民の7%が北アフリカ/中東で採取されたDNAに符合する、という点に注目したものです。続いてグループXが全先住民の3%を占めるという別の論文もその可能性につながると見ているわけです。
クインの第二点は、聖書もBofMもよく読むと常に自分たち中心(or限定)の視野で書かれていて、(よほど必要に迫られないと他の民について書かない;tribal narratives)他者の存在が見えない、ということ、従ってBofMが扱う人々は小さい範囲のことであって、実際にBofMの民が存在した可能性を否定することはできない、というものです。
なお、サザートンは科学者の書き方でクインに反論しています。(もし必要でしたら二者の記事をコピーしてお送りします。)
>の7%が北アフリカ/中東で採取されたDNAに符合する、
>という点に注目したものです。
>従ってBofMが扱う人々は小さい範囲のことであって、
>実際にBofMの民が存在した可能性を否定することは
>できない、というものです。
なぜこんなことをクインが?と思ったのですが、
こういういかにもモルモンの御用学者(FARMS)たちが
言い出しそうな護教論を、彼らに先んじてクインが提示
したということに意味があると思います。
クインを破門したモルモン教団が、結局、彼を越える
護教論を示せないなら皮肉としてこれ以上のものは
ありません。
真実を探求する人は、その直向さゆえに厳しい批判者
であると同時に、最強の擁護者ともなり得るでしょう。
しかしそういう人たちが表れてくると教会幹部は困る
のです。そうした現実とその理由がモルモン教会の
問題の核心なのだと私は認識しています。
>(もし必要でしたら二者の記事をコピーしてお送りします。)
大変ありがたいです。
差し支えなければご送付いただけないでしょうか。
ぜひ読ませていただきたく思います。
有難うございます。
大変興味深く拝見しました。
クインが少年期から持っていたという視点(聖典は自分の部族
からの視点でのみ書かれており、必ずしも公正、全体的でない)
は、彼が歴史家として偉大な仕事をすることができた理由でしょう。
この視点自体は私も同意できます。
と言うか私も何によってそうなったのかは忘れましたが、同様の
考え方を聖書(特に旧約)に対して抱いています。
旧約聖書の「主が命じられた」とか「主が語られた」という部分は、
旧約の著者の自分本位な見解であると私は思っています。
なおモルモン書はJSの創作物だと認識しています。
クインはDNA研究の結果に対して、末日聖徒とその予言者の
伝統的な考え方(全てのネイティブ・アメリカ人はレーマン人の子孫)
が明らかに間違っているという証拠であると受け入れていますが、
その一方で、「モルモン書への反証と、モルモン書が歴史物かどうか
への反証は異なる」と言い出した理由は、結局私には不明です。
クイン自身は自分の研究結果によってモルモン書が真正の歴史では
あり得ないことを充分知っているはずだと思うからです。ひょっとして、
歴史に関する結論は歴史学者が下すべだという思いからでしょうか。
しかしクインはモルモン書が歴史物でないとは言えない可能性を
LDS教会の公式見解や一般的な末日聖徒の考えから見出す
ことはせず(できず)、自分の少年期からの視点に頼るということは
LDS教会の主張が限界に来ているのだと思いました。
いただいた2件の記事からはクインの主張はかなり言い訳がましい
印象を受けます。クインの本意はどうであれ、サザートンが、DNA
研究結果の意味することは、ネイティブ・アメリカ人の99.6%がアジア
からベーリング海を渡って14,000年前に来た子孫だと言うことであると、
クインの述べる可能性をあっさり否定したのを読んだとき、
真実を受け入れる厳しさと重要性をまた新たに思い知らされた気が
しました。しかし真実には、それを追究する者を魅了してやまない
輝きを持っていると私は思います。
よく読んでみると、小さな率でもBofMの登場人物が中東の古代人とつながる可能性がある、という数学的論理から発したものであろう、と私はみています。
これに対し、サザートンはさらに厳密にはそうは言えないと科学者として具体的に反駁したもので、今回こちらに分がありそうです。