上京すると必ず寄るのが西浅草の路地裏にある喫茶店ピーター。
ピーターに入るなり「おばちゃんのカレー大盛り!」と注文するが、普通盛りでもかなりなボリュームでたったの630円。大盛りでも50円増し。
安くてボリュームがあるだけでなく、たいへん美味い昔ながらの喫茶店のビーフカレーだから、売れない浅草芸人の強い味方でもある。
ピーターから徒歩10分弱で、現在は演芸専門ホールになった東洋館があり、ここはかって萩本欽一やビートたけしを輩出したストリップ劇場「フランス座」。
東洋館と同じビル1階にあるのは浅草演芸ホール。この日の夜席のトリは大好きな柳亭市馬師匠で、得意ネタ「掛け取り美智也」が聴けたかも。
この日も東洋館の出番を終えた林家ペーさん一行が大騒ぎした直後に訪れたそうだが、こんな浅草芸人さん御用達の店で「タケシが売れない頃さぁ・・・」と主人から芸人列伝を聞けるのも楽しい。
銀座線「田原町駅」の改札で、林家正蔵師匠とバッタリ。
上野鈴本演芸場では、某野党の幹事長が観に来ていた。
夏には小泉進次郎が来ていた。
無名のヒスイ職人も有名な政治家も、寄席ではただの聴衆。
下町は人間くさくっていいや。
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