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●出光・ダイハード 1988年 62_02.mpg
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●森永チョコボール・カラーボール♪とんねるず 1994年 139_02_002.mpg
TVやCMでサブリミナル効果を使用することは、効果のほどは疑問視されていますが、現在では禁止されています。禁止される以前のことなので問題ないと思いますが、(道義的には別として)「とんねるず」はTVCMにサブリミナル効果を使っていたのではないかということをワタシは疑っています。たしか、日本でサブリミナル効果というものが広く知られるようになったのは、1980年代の後半に米国でのサブリミナル効果と広告に関する特番が放送されたのがきっかけだと思います。その後、TVCMに広告のコマを割り込ませてあるのがバレバレの地方CMが登場したりしましたが、あまり出来の良くないものもありました。
当時は気付かなかったのですが、最近になって懐かしCMをパソコンでキャプチャーし編集して保存するときに、偶然見つかったのが「出光・ダイハード」と「森永チョコボール・カラーボール」のTVCMでした。CMの先頭や最後に3フレーム(約0.1秒)ほど「とんねるず」の二人が写っています。たしかに番組からCMに画面が切り替わる時に1フレームほど割り込む事があります。それは多分東京のキー局から地方のローカル局に切り換わる際に地方CMが差し込まれるときに東京のCMのコマが割り込んでることがあります。しかし、1、2フレームがほとんどで3フレームになることはないといって良いでしょう。
「出光…」ではバッテリーの宣伝でクルマとバッテリーしか写りません。しかし、最初の3フレームではタイヤを持った石橋貴明さんと並んで木梨憲武さんがいます。「森永…」ではCM自体「キョロちゃん」しか出演してませんが最後の3フレームでとんねるずの二人が森永のマークと一緒に写っています。ワタシはこの事に21世紀まで気が付きませんでした。結果的に秀逸なサブリミナルCMだったのではないでしょうか。
サブリミナル効果を使って「とんねるず」が利用したのか、とんねるずの人気にCM制作会社やスポンサーがすがりついたのかそれはもう、想像の上でしか語ることは出来ないのですが、何処となくこの様な方法はワタシは「汚い」と思うのです。これは、やはり氷山の一角でしかないのでしょう。潜在意識に訴えかけるサブリミナル効果CMは正面から堂々とアピールしない姑息な手段を使っていると思うのです。その効果があるのかないのかよりも、その姿勢が許せません。こんな事を書いて段々恥ずかしくなってきましたが。恥をかくついでに「日本人の武士道にも反する!」とも言っておきましょう。
参考資料:URL(サブリミナル効果)
http://www.hss.ocha.ac.jp/psych/socpsy/akira/media/sub.htm
お茶の水女子大学 大学院人間文化研究科 坂元章
http://www.genic-net.com/103/KOUKA.html
サブリミナル効果 解説
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%b5%a5%d6%a5%ea%a5%df%a5%ca%a5%eb%b8%fa%b2%cc
Hatena::Diary::Keyword サブリミナル効果
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