化け猫のひとりごと

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お墓参り。

2024-11-10 17:04:20 | 日記

じーちゃんのお墓は、お家から歩くと30分ちょっと。

元気だったころのばーちゃんなら、15分か20分。あるいは自転車で10分以内の、割とお近くにあるんだけど・・・。

あんまり歩けなくなった(歩かなくなった、でしょ^^)今では、往復歩くと足の裏にチマメが出来ちゃうくらい、お出かけするのに勇気のいる距離なのにゃ。

だから、一人ではなかなか行かないんだよね。

秋のお彼岸には小さなお寺さんだから、混みこみ・・・なんて言って様子見してたんだけど、あっちい日や雨の日、風の強い日が続いたので、一日伸ばしにしているうちに、もう歳の暮れまじか・・・。

そろそろ行かなくっちゃ、いっくらばーちゃんでも気の引ける時期になっちゃったのにゃ^^。

 

ばーちゃんがお墓参りに行かない理由の一つに、じーちゃんはお墓におとなしく収まっていないことを知っているから^^。

にゃんに聞いたら、今は九州の《にゃんの別荘》(おさかなちゃんの別荘なんだけど^^)に居続けて、すぐそこの海辺でお魚釣り三昧。

日が暮れれば療養中のお魚ちゃんを見守っているんだ、っていうこと見たい。

 

気が向けば気ままにばーちゃんの傍に帰ってくるし、旅行といえばついて来てる^^。

そんなじーちゃんだから、お墓の中にちんまりいるわけないのさ^^。

 

というわけで、おかーさんがお出かけで、ばーちゃんお留守番の日に、一駅電車に乗ってお隣の駅まで行き、おばちゃんと待ち合わせ。おばちゃんもお墓参りに付き合わせる口実に、一人でお店に入れないばーちゃん、

「御馳走するから、待ち合わせしよう。」

なんちゃって、お隣の駅に呼び出しにゃ^^。

 

お隣の駅には、新しくできた商業ビルに、行ってみたい食事のできるお店がいっぱい^^。

ばーちゃん前から行ってみたかったのに、一人で入れないというネック。

あの、タブレットでの注文が、一層のネックなのにゃ。

で、おばちゃんを道連れに、チャンス到来^^。

 

出来立て真新しいビルの中は、迷路のような、分かりにくいくねくねうねうねした通路。あっち曲がりこっち曲がり、二人の食べたいもののお店探し。

昔なじみのお店も何軒か見つけたけれど、二人の意見一致のお店屋さんは、ビールメーカーのお昼食(*^-^*)。

「これからお墓参りに行きたいから、昼のみはやめておく。」

ばーちゃんの殊勝な言い分で、好きなランチにコーヒー付けて^^。

 

おばちゃんお肉系、ばーちゃんお魚系和食^^。

ご飯を小盛りにしてもらい、ゆっくりのんびり楽しい外食^^。

でも、ばーちゃん半分でギブアップ。

おばちゃんに食べてもらい、ふたりは大満足にゃ。

(にゃんも、ばーちゃんのギンダラのみそ焼きや、おばちゃんのハンバーグをちょっと失敬^^。ウンま~~いのにゃ^^。)

 

久しぶりの秋空で、雨の心配なし。

「ずいぶん街並みも変わったのね。」

「そう。お友達のお家もここら辺だったのに、こんな大きなマンションになっちゃった。お引越し先聞かなかったけど、どこにこしたのかな?。」

「駅近だから、遠くに引っ込んじゃったのかもね。」

 

勝手なおしゃべりしながら15分ほどで、じーちゃんのお墓に到着。

おしゃべり優先で、お花を買うのを忘れたばーちゃん、お線香を二束もらって本堂に頭を下げてお参りし、お賽銭2人分入れて、じーちゃんのいるはずの(ない?^^)合葬墓にお線香を手向けてもごもごなんか言ってたにゃ^^。

お参りを済ませて、お寺を出たばーちゃんに、

「なんておまいりしたの?」って聞いたら

「じーちゃんはどうせ釣りに行ってるから、今年亡くなったお二人、子供の時のお友達のためにお参りしたの。」

にゃん、ばーちゃんの耳元で、内緒声で教えてあげたんだけど・・・

 

(『じーちゃん、いま、ばーちゃんのお背なにいるよ@@』)

ばーちゃん苦笑い。お背なのじーちゃんも、苦笑い。にゃん、(・∀・)ニヤニヤ。

でも、一応お墓参りできてよかったね。

 



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