初めてのレスキュー？！

おとといの夕方、一本のＧＭＬが入りました。
「犬が日中ずうっと鳴いています。近所の方から苦情がでています。ペット会で対処お願いします。」

そこで、ペット会の方が訪問しましたが、日中はお留守のようで、犬の鳴き声しかしませんでした。しかたないので、とりあえず夜になったらもう一度出かけましょうということにしました。

夜そのお宅を訪問したところ、小さなビーグルの仔犬がいて、お客さんにごあいさつしてくれたそうです。そして、その飼い主はというと、「犬がずっと鳴いているのは知っている。」「留守番ができるということで、譲り受けたが、フリーにしておくと、かえってきたときに家中が嵐の後のようにあれている。仕方がないので、ケージに入れておいたら、やはりケージの中はぐちゃぐちゃで、本犬うんちまみれになっていた。」「自分は日中働いているので、これ以上の世話はできないので、譲ってくれたところに返すか、里親を探すか、最悪は保健所に持っていく。」といったそうです。ペット会の人は、「こちらでも里親探しのお手伝いをするから短絡的に保健所といわないで欲しい。」といったそうですが、そのときに、会長が「里親が見つかるまでは今のように鳴かせておくのですか？」といったものだから、その人は、ばたんと扉を閉めてしまったそうです。ただでさえ、鳴き声のことで肩身の狭い思いをしているだろうに、追い詰めてしまってどうするつもりなんだろうと、いっしょに行った人は怒っていました。

私は、それをそこに行ったペット会の人から聞いて、とりあえず、預かろうと思いました。わたしは、今世間的には肩身の狭い専業主婦ですから、日中は家にいますし、幸いなことに、いろいろとアドバイスをくれる友達もいます。それに、レスキューや、里親募集の情報をいろいろと持っている友達もいるので、保護することを第一に考えて、翌日をむかえました。

けれど、その日は朝から犬の鳴き声は聞こえなくて、ペット会の人もとっても心配していました。まさかまさかと思いながら飼い主の帰宅する時間を待ちました。そして、連絡したところ、その日は朝から、職場（介護施設）に犬を連れて行って、飼ってくれる人を探したそうです。幸いにも里親がみつかって、２,３日後に渡すことになったというのです。それに、その間は、職場にいっしょに連れて行くこともできるということで、とりあえず、安心しました。

私の預かり初体験は、なくなってしまいましたが、その子がこんどこそ、その子らしいしあわせな生活ができればよしとしましょう。

犬を飼おうと思う人は、里親会の情報に詳しくても、実際に、飼えなくなってしまった飼い主は、どうしたらよいかわからない人が多いのかもしれないと思いました。せいぜい、動物病院にポスターを貼るくらい。里親会自体は持ち込みできないところが多いです。それは、身勝手な飼い主に警鐘を鳴らすためだと思いますが、でも実際は、そういう犬や、猫はセンターに持ち込まれて、殺処分になってしまいます。県によっては、持ち込まれたその日のうちに、処分されてしまうところもあるし、数日は保管されてそのご処分されてしまうところもあります。どちらにしても、飼い主に放棄された犬や猫は、殺されてしまうのです。

私の友人は、中国の人が、国に帰るときに捨てていってしまった黒ラブを預かって、里親を探しています。彼は、日本人だけでなく、日本に来ている外国の人にも日本にある保護団体や、里親会のことを知らせる時代になったと言っています。外国から日本に来ている人たちは、日本で犬猫を飼うにあたって日常的なワクチンや、フィラリア、狂犬病の予防接種のことやルールを知っているんでしょうか？また、自国に帰る時。もし連れて帰れない事情があるとしたら、私たちは彼らに、日本でできることを知らせる手立てを考える義務があると思いました。

漆黒の貴公子　アキレスぼうや　　７ヶ月
２８㌔　結構デカイらしい。
いっしょにアウトドアを楽しみたい人におすすめ。
現在、アニキポセイドンと日々筋トレ中！