(内容)
戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奥に響く痛ましい叫びー悔い改めろ!介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味…。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る!全選考委員絶賛のもと放たれた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奥に響く痛ましい叫びー悔い改めろ!介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味…。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る!全選考委員絶賛のもと放たれた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
葉真中作品は本作品でまだ2作品目。
最初に読んだ「Blue」も良かったが、本作品も良かった。
また、これがデビュー作だと知って驚かされた。
救いようのない重いテーマなのだが、内容はわかりやすくすらすらと読み進めることが出来る。
介護には育児などと違って終わりが見えないというところに辛さがあるともいわれている。
本当に難しい問題だと思う。
クライマックスで明らかになる真相もなかなか凝っていてよかったと思う。
★★★★☆
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