(内容)
標高五百メートル、のどかで風光明媚な高原の町・紫野で、一人の経営者が遺体となって発見された。自殺か、他殺か。難航する捜査を嘲笑うように、第二、第三の事件が続けざまに起きる。その遺体はみな、鋭く喉を掻き切られ、殺人犯の存在を雄弁に物語っていた。“霧”のようにつかめぬ犯人に、紫野でただ一人の警察官・上松五郎が挑む。東京の事件との奇妙な符合に気づく五郎。そして見えてきた驚くべき真相とはー。
初期の池井戸潤作品はミステリーが多い。
その中でも本格的なミステリー小説の一つである。
池井戸作品にしては珍しく舞台は田舎町。
登場人物が多く、読者を混乱させようとする思惑がややみえみえな気がする。
後半のどんでん返し的展開もなんとなくわかってしまったので驚きもなかった。
そして、事件の動機や顛末がいまいちわからない。
そういうのをモヤモヤさせるためのタイトルなのか?と勘ぐりしてしまう。
読みやすさは良かったが全体的にインパクト不足。
池井戸作品は今の痛快な勧善懲悪なストーリーの方が絶対にいいと思う。
★★★☆☆
標高五百メートル、のどかで風光明媚な高原の町・紫野で、一人の経営者が遺体となって発見された。自殺か、他殺か。難航する捜査を嘲笑うように、第二、第三の事件が続けざまに起きる。その遺体はみな、鋭く喉を掻き切られ、殺人犯の存在を雄弁に物語っていた。“霧”のようにつかめぬ犯人に、紫野でただ一人の警察官・上松五郎が挑む。東京の事件との奇妙な符合に気づく五郎。そして見えてきた驚くべき真相とはー。
初期の池井戸潤作品はミステリーが多い。
その中でも本格的なミステリー小説の一つである。
池井戸作品にしては珍しく舞台は田舎町。
登場人物が多く、読者を混乱させようとする思惑がややみえみえな気がする。
後半のどんでん返し的展開もなんとなくわかってしまったので驚きもなかった。
そして、事件の動機や顛末がいまいちわからない。
そういうのをモヤモヤさせるためのタイトルなのか?と勘ぐりしてしまう。
読みやすさは良かったが全体的にインパクト不足。
池井戸作品は今の痛快な勧善懲悪なストーリーの方が絶対にいいと思う。
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